2013年8月9日更新
●女性のがん予防 ①乳がんは自己触診から
仕事をしながら家事や育児をこなし、忙しい日々を過ごす女性たちが増えています。家族のためにも健康でいられるよう、体を大事にしたいものですね。
日本人の女性は、30代から40代後半にかけて、乳がんの発症が急増するといわれています。がんは、早期発見、早期治療が肝心。そのためには、まずは自分で体の状態を把握しておくのが第一です。生活の中で、自己触診による体のチェックを習慣にしませんか。
早期発見のためにやっておきたいこと
●月に一度のセルフチェック●
自己触診で普段から自分の乳房の状態を知っておくと、小さな異変にも気付きやすくなります。生理終了後の5~10日後を目安に、胸の状態を見て、触って確認しましょう。閉経後の方は、毎月一定の時期に日を決めて行ってください。
〈セルフチェックの方法〉
・上半身を鏡で見て、左右の乳房に差がないか、えくぼ等がないか確認する。
・仰向けの状態で乳房や脇の下のリンパ節に触れ、しこり等がないか確認する。
・立った状態で乳房全体を触る。指をそろえて、ていねいにおさえるように。
・上半身を鏡で見て、左右の乳房に差がないか、えくぼ等がないか確認する。
・仰向けの状態で乳房や脇の下のリンパ節に触れ、しこり等がないか確認する。
・立った状態で乳房全体を触る。指をそろえて、ていねいにおさえるように。
●乳がん検診を受けましょう●
40歳以上の方は、2年に一度、乳がん検診を受けることが国の指針により勧められています。がん検査をカバーする「総合健診」「特定健診」を受けましょう!
当組合の総合健診は以下のように、がん検査の内容が充実しています。早期発見・早期治療に役立つよう、健診の機会を活用しましょう。総合健診・特定健診に含まれるがん検査の項目 | 総合健診 | 特定健診 |
---|---|---|
胃・十二指腸のがん検査 | ○ | |
大腸がんの検査 | ○ | |
肝臓・胆のう・膵臓などのがん検査 | ○ | |
肺がん検査(男性付加) | ○ | |
乳がん検査(女性付加) | ○ | ○ |
子宮頸がん検査(女性付加) | ○ | ○ |
▼平成25年度 健診について ▼
種別 | 対象者・特徴 | 実施 回数 |
一部負担額 |
総合健診 |
満30歳および満35歳以上の本人、家族 | いずれか 1つを 年1回 |
8,000円 |
特定健診 | 満40歳以上の家族 | 無料 |
※平成25年度における対象者の生年月日
満30歳 昭和58年4月1日~昭和59年3月31日までの間に生まれた方
満35歳以上 昭和54年3月31日以前に生まれた方
満40歳以上 昭和49年3月31日以前に生まれた方
なお、各自治体ではクーポン券で受診できるがん検診が実施されているので、ぜひ活用してください。40歳未満の方でも、定期的な自己触診や、産婦人科、専門の医療機関での検診をお勧めします。
厚生労働省 がん検診推進事業について
自治体で実施されるがん検診について
特定の年齢の人を対象として配布されるがん検診の無料クーポン券や、20歳以上の女性が子宮頸がん検診を自己負担金