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2013年8月12日更新

●「ジェネリック医薬品」って、なに?

 近年、よく耳にするようになった「ジェネリック医薬品」。「名前は知っているけど、どんな薬なのかは分からない」……そんな方がほとんどではないでしょうか。

 「ジェネリック医薬品」は、アメリカ、ヨーロッパの先進国では医薬品の主流とされています。日本での普及も進められていますが、まだまだ現状では馴染みのない人も多いはず。

 はたして、その効き目は? お値段は? 処方の受け方は……? 気になるポイントをまとめてみました。


ジェネリック医薬品とは?

 新しい成分の有効性や安全性などに注目して開発された薬は、厚生労働省の認可を受けて新薬(先発医薬品)として製造・販売され、私たちの元に届きます。

 この新薬の特許満了後に、新薬と同等の有効成分や効果・効能、安全性があることが認められて製造・販売されるものが「ジェネリック医薬品」(後発医薬品)です。

効き目・品質・安全性は?

 ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分を使い、同様に薬事法による厳しい基準に従って開発されたものです。

 そしてその効果、品質、安全性も、新薬と同等であると確認されたものだけが、国の認可を受けて販売されています。

新薬との値段のちがいは?

 新薬は長い期間を経て研究開発され、特許を取得します。これに対してジェネリック医薬品は、開発期間が短い分、研究開発にかかるコストを抑えることができます。そのため、新薬に比べて価格を安く設定し、販売することができるのです。


ジェネリック医薬品に切り替えたら、どのくらい安くなる?

 「かんたん差額計算」サイトで、現在処方されている薬の製品名を入力すると、その薬をジェネリック医薬品に切り替えた場合の差額を調べることができます。当組合トップページ からご利用ください。


どこで処方してもらえる?

 ジェネリック医薬品は、全国の病院、診療所、保険薬局などに普及されています。かかりつけの医師や薬剤師など、専門の人たちに相談のうえ、処方してもらいましょう。処方せんを見て、ジェネリック医薬品に変更が可能かどうか、確認することができます。

 医薬品の種類によってはジェネリック医薬品のないものもあり、治療方法によっては変更できない場合もあります。
※ジェネリック医薬品を採用していない医療機関もあります。


 ジェネリック医薬品に切り替えるには?


   ジェネリック医薬品を希望することを伝えにくい場合などには、受付で診察券・保険証と一緒に提示できる「ジェネリック医薬品お願いカード」「ジェネリック希望シール」をご活用ください。お手元にない場合や、ご家族で活用されるため複数枚必要な場合などは、当組合までご連絡ください。(問い合わせ先 業務課 
TEL 052-211-2439)

 不安な方に…お試し調剤

 ジェネリック医薬品を利用したことがなく、なんとなく不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような方は、 「分割調剤」 というしくみをご利用ください。このしくみでは1回の処方せんで何回かに分けて薬を受け取ることができますので、最初の1~2週間だけジェネリック医薬品を試してみる(=ジェネリックお試し調剤)ことができます。


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