お知らせ
2013年8月26日更新

●女性のがん予防 ②若い女性に多い子宮頸がん

 子宮頸がんは、女性特有のがんの中では乳がんに次いで多く、特に近年は20~30代の若い女性が発症するケースが増えています。

 症状が進行した場合には、子宮摘出手術が必要とされます。しかし早期であれば、子宮を温存し、妊娠・出産を望むことが可能です。

 健康診断や、自治体のがん検診推進事業などを通じて、ぜひ多くの女性に関心を持っていただきたいものです。

子宮頸がんはウイルス感染によるがん

 子宮頸がんとは、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することによって、子宮入口部分(子宮頸部)にできるがんです。
  HPVはごく一般的なウイルスで、性的接触により女性の80%以上が感染を経験しているといわれますが、ほとんどは体の免疫の働きによって自然消滅してしまうものです。しかし、この免疫の働きがうまくいかず、特定の一部が長期間にわたって感染し続けた場合には、5~10年かけてがんへと進行することがあります。


子宮頸がん予防ワクチンの接種は有効性とリスクを理解したうえで

 HPVの感染を防ぐ、子宮頸がん予防ワクチンの有効性が期待されています。子宮頸がん予防ワクチンの接種は半年に3回行い、費用は4万~6万円程度で自己負担となります。
 ワクチンの接種に関しては、接種後の体調不良をはじめとした副反応がおこる可能性についても考える必要があります。医師や医療機関にて相談のうえ、検討してください。


●子宮頸がん検診を受けましょう●

 20歳以上の女性は、2年に一度、子宮頸がん検診を受けることが国の指針により勧められています。まずは検診を定期的に受けて、自分の体に関心を持つことが大切です。

がん検査をカバーする「総合健診」「特定健診」を受けましょう!

 当組合の総合健診は以下のように、がん検査の内容が充実しています。早期発見・早期治療に役立つよう、健診の機会を活用しましょう。

総合健診・特定健診に含まれるがん検査の項目 総合健診 特定健診
胃・十二指腸のがん検査
大腸がんの検査
肝臓・胆のう・膵臓などのがん検査
肺がん検査(男性付加)
乳がん検査(女性付加)
子宮頸がん検査(女性付加)

▼平成25年度  健診について ▼

種別 対象者・特徴 実施
回数
一部負担額
 総合健診
満30歳および満35歳以上の本人、家族 いずれか
1つを
年1回
8,000円
 特定健診 満40歳以上の家族 無料

※平成25年度における対象者の生年月日
 満30歳 昭和58年4月1日~昭和59年3月31日までの間に生まれた方
 満35歳以上 昭和54年3月31日以前に生まれた方
 満40歳以上 昭和49年3月31日以前に生まれた方

平成25年度 健康診断の実施対象者と第一次健診実施検査項目表
(健診の検査項目など)


 なお、各自治体ではクーポン券で受診できるがん検診や、費用補助を行っているところもあります。ぜひ活用してください。
厚生労働省 がん検診推進事業について 

自治体で実施されるがん検診について

 特定の年齢の人を対象として配布されるがん検診の無料クーポン券や、自己負担金500で受けられる費用補助の制度などがあります。このように、自治体で実施している、無料または少ない自己負担でがん検診を受けられる制度を利用しましょう。制度については自治体によって異なりますので、くわしくは、お住まいの自治体へお問い合わせください。


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