2013年9月19日更新
●旬の食べ物で食卓に彩りを!
これからの季節に旬を迎える食材は、みずみずしさの中にも甘味や旨味をぎゅっと詰め込んでいます。店頭で一年中見かけることができるものもありますが、やはり旬の時期が最もおいしく、栄養価の点でも優れています。
旬の食材で彩られた食卓は、見た目にも楽しいものです。季節の味覚で、食事の時間をいつもより豊かにしてみませんか。
夏の疲れた体も「味覚の秋」で元気に回復!
料理にバランスよく取り入れて、おいしく楽しくいただきましょう
・なす
なすは、夏から秋にかけて旬を迎えます。紫色の皮には、老化防止や抗がん作用で知られるポリフェノールが含まれているので、皮ごと食べるのが理想的。焼いたり、油で揚げたりするだけでなく、生のまま塩もみして、おひたしなどにもできます。
・さつまいも
ビタミンCが豊富で、一本で一日に必要な量を摂取できるといわれています。食物繊維も多く、便秘解消やコレステロールの排泄効果などが期待できます。少量でも満足感があるため、ダイエットや美容におすすめ。おかずや、おやつにも取り入れたいですね。
・いちじく
甘く、やわらかい口当たりが特徴のいちじく。血圧を下げる効果のあるカリウムが豊富で、たんぱく質を分解する酵素を含み、消化に良い食後のデザートとしても最適。へたの部分まで赤褐色に染まり、お尻の部分に裂け目ができかけた状態のものが食べ頃です。
・くり
くりには、炭水化物のほか、リン、カリウムといったミネラルが含まれており、動脈硬化や高血圧の予防効果が期待できます。食卓では、くりご飯にすると、見た目でも秋の味覚を楽しめますね。栄養価が高い分、カロリーも高めなので、食べ過ぎにはご用心。
・鮭
良質な脂肪が多く、ビタミンが豊富な鮭は、毎日の食卓に取り入れたい食材。一年中、店頭で見かけることができますが、9月から11月が旬です。養殖より天然物の方が低カロリーで、特にこの時期のものは体への消化・吸収が良いといわれています。
・秋刀魚
たんぱく質や脂肪が豊富で、この時期は特に脂がのったものが手に入ります。尾の先の黄色いものを選ぶのがポイントです。塩焼きにするのが最も手軽でおいしい食べ方ですが、刺身やかば焼きにしても良し。マリネなどの洋風のアレンジにも向きます。