2013年10月23日更新
●食欲をコントロールして、おいしく食べよう!
昔から「食欲の秋」とはいいますが、この時期になると、店頭などでさまざまな秋の味覚がアピールされ、お腹がすいていないのに、つい食欲をそそられてしまいます。
さつまいもや栗など、甘くておいしい食べ物が旬を迎える季節ですが、ぜひとも食べ過ぎには注意して、楽しく味わうようにしたいものですね。
秋になると食欲が増すように感じられるのは、なぜ?
「夏バテが解消されて食欲が戻るから」「冬に備えて体に養分を蓄えておくため」などと、いろいろな説がありますが、視覚や嗅覚から刺激を受けて、食べたい欲求が起こる場合も少なくなさそうです。我慢しすぎず、食べすぎない工夫をしましょう。
◎食べ過ぎを防ぐ食事のポイント
1.野菜や海藻類を最初に食べる
野菜や海藻類は歯ごたえがあるため、必然的に噛む回数が増え、満腹を感じやすくなります。
海藻類は腹持ちが良く、満腹感を持続させる効果があります。また、野菜を先に食べておくと、脂質や糖分の摂取による血糖値の急上昇を防ぎ、インスリンの分泌が抑えられて、脂肪をつきにくくします。
2.もっと噛むことを意識しよう
私たちがものを食べてから満腹を感じるまでには、10~15分程度かかるといわれています。そのため、早食いをするとなかなか満腹を感じられず、つい食べ過ぎてしまうことになるのです。
食事はゆっくりと、よく噛んで食べることが基本。噛む回数を決めるなどして、意識して噛むようにしてみましょう。
3.甘いものと一緒に水分を摂る
甘いお菓子を食べるときには、お茶などの飲み物も欲しくなりますよね。このときは飲み物を多めにして、お菓子の食べ過ぎを防ぎます。砂糖やミルクの要らない、ノンカロリーの緑茶や、コーヒーなどを選んでみてはいかが。
おいしいものは「適量」いただきましょう!
食べ過ぎはいけませんが、食べたいものを 無理して我慢するのはストレスのもと。かえって食欲の増加や早食いなどを招いてしまうかもしれません。
普段から食べ過ぎが気になる方は、少しの量でも満足できる食事の仕方を心がけて、習慣にしていきましょう。