2013年10月27日更新
●家族の健康サポート④ 元気なシニアは、みんなのお手本です!
年齢を重ねても、趣味や、さまざまな活動を楽しむためには、健康であることが一番。体が思うように動くことで、活動の範囲も広がりますよね。
日本人の平均寿命が延び、高齢化が進む現代社会では、心身共に健康で自立した暮らしを送ることが、今後ますます望まれることとなります。
病気やストレスのない充実した日々のために、健康づくりを基本とした生活習慣を継続していくことが大切です。
10月は健康強調月間
毎年10月は「健康強調月間」です。
スローガンは「あなたの健康、見つめる1か月」。
すこやかな生活習慣を身に付け、健康寿命を伸ばしましょう。
○○高齢になったら…体の基本である「骨」を大切に!○○
個人差はありますが、加齢とともに、体の骨量は減少していくものです。また、特に高齢者の場合はカルシウム不足やホルモンバランスなどの影響によって、骨粗しょう症にかかりやすくなります。
骨は、体の基本です。骨の病気である骨粗しょう症を予防するための健康管理を考えましょう。
◎カルシウムを上手に摂る
日本人に不足しているといわれるカルシウム。カルシウムを豊富に含む食品を、食事にバランスよく取り入れたいものです。
カルシウムは、ちりめんじゃこなどの小魚や魚介、緑黄色野菜や海藻に多く含まれており、たんぱく質を含む食品と一緒に摂ることで吸収率がよくなります。牛乳やチーズなどの乳製品は、毎日でも摂るようにしたい食品です。
認知症の予防にもカルシウムを!
カルシウム不足による体内のカルシウムバランスの乱れは、認知症を引き起こす可能性があるといわれています。
単に摂取量を増やすだけでなく、きちんとした食事や睡眠、適度な運動を心がけるなど、生活習慣の見直しも大切なことです。
◎適度な運動を習慣にする
入院や骨折などで体を動かさないでいると、骨量が減り、体力が落ちたように感じられることがあります。これと同じように、普段あまり運動をしない人は、運動をする習慣のある人に比べて骨量が少ないことがあるそうです。
骨を丈夫に保つには、体を動かし、骨に適度な負担を与えることも必要です。毎日の散歩でも、背筋を伸ばす、一定の速さで歩くなど意識して行うことで、運動の効果が高まります。
呼吸器系疾患に注意しましょう
気温が下がり、空気が乾燥し始める季節です。毎年、風邪やインフルエンザの流行も気になりますね。特に高齢者の方は、こうした風邪などの呼吸器系疾患から肺炎をおこしたり、重い症状に至ってしまったりする場合もあるため、毎日の体調管理やウイルス感染対策を大事にしてください。
症状によっては、お医者さんで診てもらう必要がありますが、まずは普段から自分の健康状態を把握し、病気の予防に努めるようにしておきましょう。自身だけでなく、家族同士でコミュニケーションをとりながら健康管理をし合えると安心できますね。