2013年11月4日更新
●あなたは気にしてますか? 口腔ケア
私たちがものを食べるうえで、歯や口の中の状態が良好であることは重要です。虫歯などが気になっていては、せっかくのおいしい食事も、十分に味わえたように感じられませんよね。
歯がきちんとそろっていないと、ものをかみ砕く能率が下がったり、言葉の発音や顔の輪郭などにも影響が現われることがあります。大切な歯を失わないために、気になる箇所の治療や正しい口腔ケアを心がけてください。
11月8日は「いい歯の日」
歯と口の健康習慣を始めましょう
厚生労働省と日本歯科医師会では「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020運動」を推奨しています。その運動の一つとして、11月8日を「いい歯の日」と定め、みなさんの歯と口の健康維持に関する取り組みを行っています。
よくかんで歯とあごを健康に
よくかんで食べることは、歯とあごを丈夫にします。また、唾液が十分に分泌されることで、唾液の働きによって歯の衛生を保ったり、虫歯を防いだりすることができます。
そのためにも、まずは現在の歯が健康であることが大事。虫歯などの気になる箇所は早めに治療を受けて、食事の際の不便をなくすようにしましょう。丈夫な歯でよくかんで食べることは、胃や腸への負担をやわらげ消化吸収を助けるなど、体の調子を整えるためにも大切なことです。
歯みがきは口腔ケアの基本!
歯垢は、口の中で繁殖した細菌による、歯の汚れです。蓄積すると、虫歯や口臭、歯周病の原因となります。歯垢は歯にしっかりと付着しているため、口をゆすいだだけでは取り除くことができませんので、歯ブラシを使ってていねいに除去しましょう。
また、歯垢が唾液中のカルシウムやリンと結びつき石灰化したものを歯石といい、普段の歯磨きだけでは落とせなくなります。歯科医院で、定期的に歯石のチェックを受けておくとよいでしょう。
○○歯ごたえのある食べ物で健康アップ○○
最近は柔らかい食べ物が好まれる傾向にありますが、歯ごたえのあるものを食べて、しっかりとかむ習慣をつくりましょう。
小魚などはカルシウムが豊富で、丈夫な歯をつくる食材として優秀です。乾物や海藻などはミネラルが豊富で食べごたえもあります。ゆっくりとよくかんで味わうことで、少量でも満足でき、ダイエットに役立ちますよ。
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。