2013年11月8日更新
●「食」で始める健康づくり① 最初のひと口は野菜から
「医食同源」という言葉があるように、健康管理を行う上では、食生活への配慮が欠かせません。
毎日の食事で厳密なカロリー計算や栄養管理をするのは手間ですが、食べ方の工夫次第では、過食を抑えたり、栄養の吸収を良くしたりすることができます。
食事の際は、単に空腹を満たすために食べるのではなく、食材の一つひとつを見て、味わう気持ちで、ゆっくりといただくようにしてはいかがでしょう。
「食べる順番」で生活習慣病の予防効果アップ?
食事をすると、その直後から体内の血糖値が上昇します。血糖値は、通常は食後2時間ほどで元の状態に戻りますが、高血糖や糖尿病が気になる方は、血糖値の上昇を緩やかにコントロールする必要があります。
◎まず最初に野菜を食べよう
野菜を先に食べることで、その後の脂質や糖分の摂取による血糖値の急上昇を防ぐ効果があるといわれています。
食事の際は、いろいろなおかずの中でも野菜から食べ始めるようにして、次に肉などのたんぱく質のおかず、最後にご飯、パン、めん類などの炭水化物の順に食べると、血糖値のコントロールにかかわるインスリンの分泌や、消化機能の働きを良くする効果が期待できます。
◎「かむ」ことを意識しよう
よくかんで食べることは、「早食い」を防いで血糖値の上昇を緩やかにするだけでなく、満腹を感じやすくして食べ過ぎを抑えることにもなります。
野菜は適度なボリュームと歯ごたえがあるため、かむ回数を増やす食材としても最適。生野菜だけでなく、加熱したものや調理したものでも、毎日の食事に野菜を積極的に取り入れましょう。
○○もっと「旬のもの」を食べよう!○○
旬のものは、その時期に最も多く手に入り、なおかつ栄養価が高く食べ頃の状態です。スーパーなどでは季節を問わず、いつでも同じ食材が手に入りますが、その中でもできるだけ旬のものを選ぶようにして、食事に取り入れてみてはいかがでしょう。
野菜なら、この時期はさといも、にんじん、れんこんなどの根菜が旬です。根菜はかみごたえと食べごたえがあり、ダイエットや生活習慣病の予防に役立つ食材としてもオススメ。
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。