2013年11月7日更新
●乾燥しやすい季節を快適に過ごそう
秋から冬にかけては、空気が乾燥しやすい季節。いつもより手肌がカサカサしてきたり、乾燥肌の方は、肌荒れや深刻なかゆみを抱える人も少なくないのではないでしょうか。
また、のどや鼻を痛めやすくなる時期でもあります。乾燥を感じ始めたら、早めの対策と適切なケアをお試しください。
乾燥による皮膚のかゆみに注意
乾燥した皮膚は、外部からの刺激を受けやすい状態です。そのため、衣服の締め付けや、繊維などが触れた部分にかゆみを生じることがあります。
かゆい部分があると、つい手でかいてしまいがちですが、あまりかきすぎると炎症や湿疹のもとになるだけでなく、さらに刺激となって、かゆみが収まりにくくなってしまいます。
皮膚の表面がカサカサした状態であれば、ローションやクリームなどで保湿を。尿素やワセリン配合のものがよく用いられます。
赤みや湿疹のある状態や、夜眠れないほどのかゆみを帯びている場合には、皮膚科で適切な処方を受けるようにしてください。
のどや鼻を守ってウイルス対策を
空気の乾燥した状態にさらされて、のどや鼻に違和感を覚えたことはありませんか。通常、のどや鼻では、粘膜の働きによって、ほこりやウイルスなどの侵入を防いでいます。しかし空気が乾燥していると、この粘膜の働きが弱まり、感染症などにかかりやすい状態となります。
ウイルスは乾燥に強く、乾燥した室内では、空中を長時間漂っている可能性が高くなります。換気をする、加湿器を使うなどして、室内を快適に保ちましょう。また、マスクの着用や手洗い・うがいを習慣にすれば、風邪やインフルエンザ対策にもなります。
○○風邪の予防に最適! ビタミンの効き目○○
風邪やインフルエンザの予防に適した食材として、ビタミンを含むものが挙げられます。ビタミンは野菜や果物などヘルシーな食材に多く含まれているので、積極的に取り入れたいですね。
粘膜の強化と免疫力アップに……ビタミンA
(小松菜・にんじん・かぼちゃなどの緑黄色野菜や、レバー・うなぎ・卵 など)
抵抗力アップと治癒力回復に……ビタミンC
(ブロッコリー・じゃがいも・さつまいもなどの野菜やいも類、いちご・柿・柑橘類な
どの果物)