2013年11月12日更新
●「食」で始める健康づくり② よくかんで、ゆっくりと
食生活で生活習慣病を予防するには、栄養のバランスを整える、カロリーを制限するといったメニューの工夫も必要ですが、食事の基本は、何といっても「よくかんで、ゆっくりと食べる」こと。
よくかまずに「早食い」になっていないか、「早食い」から「過食」の癖がついていないか、普段の食事の仕方を見直すようにしましょう。
よくかんで食べる人は肥満度が低い?
1回の食事のうち、よくかんで食べるように意識している人と、早食いをしがちな人とでは、よくかんで食べる人のほうが肥満度が低い傾向にあるといわれています。
◎食べ過ぎによる肥満を防ごう
早食いの習慣が肥満度の高さにつながる理由として、脳が満腹を感じるまでの間に食べ過ぎてしまうことが考えられています。本当はお腹が満ち足りていても、満腹のサインが脳に伝わりにくくなることが原因です。これに対して、よくかんでゆっくりと食べる場合は、食事の量を増やさなくても脳に満腹を伝えやすくすることができます。
◎よくかんで食べるために
やわらかく食べやすい食事ばかりでは、ものをかむ回数は減ってしまいます。
毎日の食事にかみごたえのある食材や料理を取り入れるのも、よくかんで食べる習慣を作る方法の一つです。料理のボリュームアップにも適した根菜類や、歯ごたえを楽しめる乾物、雑穀などを用いた食事をお試しください。
○○食事の時間は楽しく、ゆっくりと○○
パソコンを操作しながら、テレビや新聞を見ながらでは、よくかんで食べることに集中できません。食事の時間をきちんと設けて、しっかりと味わうことも大切です。家庭での食事であれば、家族の団欒の時間としてゆっくりと楽しむようにしてはいかがでしょう。
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。