●「食」で始める健康づくり③　彩りでバランスアップ

　栄養バランスのとれた食事を心がけたくても、毎日のように実践するのは、なかなか難しいものですよね。

　そんな時は、食材の彩りにご注目。特に、白・赤・黄・緑・黒の食材で、３～５色以上がそろうようにすると、一食に必要な栄養素をカバーできるといわれています。彩りと栄養バランスのよい食事を、おいしく楽しくいただきましょう！

「白・赤・黄・緑・黒」それぞれの色にあてはまる食材は？

白…米、めん類、豆腐、はんぺん、白身魚、大根、白菜　など
赤…牛肉、豚肉、鶏肉、まぐろ、鮭、えび、にんじん、トマト　など
黄…たまご、油揚げ、味噌、たけのこ、かぼちゃ、ゆず　など
緑…ねぎ、キャベツ、ピーマン、ブロッコリー、春菊、しそ　など
黒…こんぶ、ひじき、わかめ、こんにゃく、しいたけ、黒ごま　など

※野菜ジュース以外の飲み物や菓子類、漂白・着色された食品、味噌・醤油以外の調味料などは含みません。

「主食」「主菜」「副菜」でさらにバランスよく

　食事には「主食」「主菜」「副菜」をそろえるのが理想です。この３つに、いろいろな食材を取り入れるようにすれば、彩りも栄養バランスもさらにアップします。食後のデザートとして、果物や乳製品などを加えてみるのもいいですね。

１週間の中で食事のバランスを整えてみよう

　１回の食事で「主食」「主菜」「副菜」をそろえるのが難しければ、１日または１週間の中で、バランスを調整してみましょう。トーストに牛乳、おにぎりに味噌汁など、一品加えるだけでも栄養バランスが良くなります。栄養は食事からきちんと摂ることを心がけてください。

○○和食の良さを見直そう○○

　ごはんを主食に「一汁三菜」を基本とする和食は、野菜や魚、豆製品を使ったヘルシーな料理が多く、煮物や汁物などの具として一度にさまざまな食材を用いることができ、栄養バランスをとりやすい食事でもあります。
　味噌や醤油などの調味料も、ごはんに合うおかずの味付けにぴったりです。毎日の食卓に、健康的で栄養の整った和食のメニューを、もっと取り入れてみませんか