お知らせ
2013年11月21日更新

●冬の食中毒にご注意ください!

 食中毒は、近年、夏だけでなく冬に多発するケースが増えています

 特に昨シーズンは、食中毒の件数と患者数が過去10年間で2番目に多い年となり、そのため本年度は例年以上に食中毒対策の強化が求められています。

 日常生活で十分に注意を払い、適切な対策を心がけてください。

食中毒の原因は「ノロウイルス」です

 ノロウイルスは、食品や人を通じて感染します。感染後24~28時間で発症し、吐き気やおう吐、下痢、腹痛、微熱が1~2日間続き、風邪のような症状が見られることもあります。感染の疑いがあれば、早めに保健所や医師に相談してください。


食品からの感染…感染した人が調理を行ったことによる汚染、ウイルスを蓄積した貝類を十分に加熱せずに食べた場合など。
人からの感染…入院患者のふん便やおう吐物からの二次感染、家庭や施設内での飛沫感染など。

食品や調理器具の衛生管理、家族の健康管理に気を配りましょう

 子どもや高齢者が食中毒にかかった場合は、脱水症状のほか、おう吐物の吸い込みによる肺炎、窒息の可能性があります。普段からノロウイルスに感染しないための配慮が必要です。

【調理する人の注意点】
・常に食べ物や家族の健康状態に注意。
・感染の症状がある時は食品を扱わない。
【調理器具の消毒】
・洗剤などで十分に洗浄後、塩素濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウムで浸しながら拭く。
・エタノールや逆性石鹸はあまり効果がありません。洗剤などで十分に洗浄後、熱湯で加熱する方法も有効。
【手洗いの徹底】
・トイレの後、料理施設に入る前、料理の盛付け前、次の調理に入る前に手を洗う。
・指先、指の間、爪の間、親指の周り、手首など汚れの残りやすい部分をていねいに洗う。
※石鹸等でしっかりと洗うようにしましょう。洗った後は乾いたタオル等で拭き、きちんと手を乾かすことも重要です。

ノロウイルスに関する正しい知識と予防対策等についての
詳しい情報をご確認ください。


厚生労働省ホームページ「ノロウイルスに関するQ&A」


インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

 ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヶ月とされていますので、流行前の遅くとも12月中旬までには予防接種を受けましょう。