2013年11月22日更新
●「食」で始める健康づくり④ おいしい塩分カットのコツ
毎日の食事で、塩分を気にしたことはありますか?
料理の味付けは、薄いよりも濃い方がおいしく感じやすいものです。ただし、濃い味付けや調味料のかけすぎは、塩分過多でさまざまな病気の原因をつくってしまいます。
おいしく健康的な食生活のために、いつもの料理にひと工夫して、塩分控えめな食事を考えてみませんか。
常に「減塩」を意識しましょう
1日に必要な塩分量は約10g(小さじ2杯弱)。塩分はさまざまな食品や料理に含まれており、摂取量の増えやすい傾向にあります。調理や食事の際の工夫で、ぜひ減塩を心がけたいものです。
◎こんな食事の習慣は要注意
・料理を食べる前に醤油やソースなどをかけている。
→調味料は料理の味をみて足すように。直接かけるのではなく、小皿にとってつける方法がオススメ。
・加工食品をよく食べる。汁物の汁は残さず全部飲む。
→加工食品や、ラーメンなどの汁物は塩分が高めなので、食べる頻度や量に気を付けましょう。
◎「酸味」と「香辛料」を味方にしよう
濃い味付けに慣れてしまうと、薄い味付けでは物足りない気がしてしまいますよね。そんな時は酸味や香辛料をきかせて、味に変化をつけてみてはいかが。
★酸味…お酢のほか、すだちやレモンなどのかんきつ類。果汁は酢の物などの和え物に。皮は薄く刻んだりおろしたりして、汁物や蒸し物の香りづけに。
★香辛料…コショウのほか、ショウガ・ワサビ・辛子など。ショウガは煮物や煮魚、ワサビと辛子は和え物やたれの隠し味などに。
○○「塩少々」と「塩ひとつまみ」のちがいは?○○
料理のレシピ本などでは、塩の分量として「少々」「ひとつまみ」などと表記されることがあります。
「少々」は親指と人差し指の先で軽くつまんだ程度、「ひとつまみ」は親指、人差し指、中指の先で軽くつまんだ程度が目安です。塩は料理の味つけに欠かせないものですが、できるだけ減塩を心がけ、味をみながら少しずつ加えるようにしましょう。
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。