お知らせ
2013年12月15日更新

●食中毒の原因・ノロウイルス対策してますか?

 先月より、食中毒に関する報告が増え始めています。

 この時期に多い食中毒の原因は「ノロウイルス」の感染によるもので、毎年12月頃に流行のピークを迎え ます。帰宅後や、調理前、食前、用便後の手洗いを徹底するほか、食品や調理器具の衛生管理、家族の健康管理に一層の注意を払いましょう。

日常生活で注意を払い、適切な対策を!

 子どもや高齢者がノロウイルスにかかった場合は、脱水症状のほか、おう吐物の吸い込みによる肺炎、窒息の可能性があり、特に注意が必要です。感染の疑いがあれば、早めに保健所や医師に相談してください

<調理する人の健康管理>


普段から食べ物や家族の健康状態に注意する。

・感染の症状がある時は食品を取り扱う作業をしない。




<作業前などの手洗い>


・トイレの後、料理施設に入る前、料理の盛付け前、次の調理に入る前に手を洗う。

・指先、指の間、爪の間、親指の周り、手首など、汚れの残りやすい部分をていねいに洗う。

<調理器具の消毒>


・洗剤などで十分に洗浄後、塩素濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウムで浸しながら拭く(エタノールや逆性石鹸はあまり効果がありません)。

・洗剤などで十分に洗浄後、熱湯で加熱する方法も有効。


感染予防の基本・手洗いを徹底しましょう

 手を洗うときは石鹸を使用し、隅々まで洗うようにしましょう。また、洗った後にしっかりと乾かすことも重要です。
 手を洗える環境ではないときは、アルコール系の速乾性手指消毒剤を使用しましょう。携行できるタイプなどは、外出先でも使えるので便利です。


①~⑥までを2回くり返し、菌やウイルスを洗い流しましょう
①手全体を流水でぬらして、石鹸などを手に取り、手のひらをこすり合わせて泡立てます。
②手の甲に石鹸をのばすようにしてこすります。

③指先や爪の間を念入りにこすります。


④指の間もしっかりと洗います。


⑤親指と手のひらをねじり洗いします。


⑥手首もくるくると、回すようにして洗います。

⑦石鹸とともにウイルスを洗い流す要領でしっかりとすすぎ、ペーパータオルまたは清潔なタオルで水分をふき取ります。
※アルコール製剤の場合も①~⑥の順で洗います。

ノロウイルス 流行の兆し

きっちり手洗い、しっかり加熱でノロウイルス食中毒の予防を!


インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

 ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヶ月とされていますので、流行前の遅くとも12月中旬までには予防接種を受けましょう。