2014年1月9日更新
●インフルエンザ・ノロウイルスが流行中です!
本格的な寒さの訪れとともに、ますます注意したいのが冬の感染症。
風邪やインフルエンザのような呼吸器系からの疾患のほか、冬場の食中毒の主な原因となるノロウイルスへの注意喚起がさかんに行われています。
飛沫感染を防ぐマスクの着用、接触感染を防ぐ手洗いなどによる、日常生活での「うつらない・うつさない」ための対策が一層求められます。
*インフルエンザの予防接種はお済みですか*
インフルエンザの最も効果的な予防策は、ワクチンの接種を受けることです。予防接種は、その効果を十分に活かすためには流行前に受けておくべきですが、まだ受けていない方も、できるだけ早めの接種を行ってください。
また、インフルエンザウイルスを寄せ付けない環境づくりも必要です。低温で乾燥した空気中ではウイルスが活性化しやすくなるので、部屋の温度や湿度にも気を配るようにしましょう。
さらに、免疫力が低下すると感染のリスクが高くなるので、この時期は特に、生活習慣にも注意して過ごすようにしましょう。
*ノロウイルスの注意報と予防への関心を!*
近年、患者数や件数が増加し、猛威をふるっているノロウイルス。室温4℃の環境で2カ月生存できるといわれているノロウイルスは非常に強力で、感染を防ぐには「手洗い」を基本とする徹底した衛生管理を行うしかありません。
手洗いは石鹸を使って流水で隅々まで洗うようにすること。もし感染した場合は、下痢止めなどは使用せず、とにかく体内からウイルスを出してしまうことが大切です。そして、水分補給を忘れないようにしてください。
感染予防の基本・手洗いを徹底しましょう
すべてのウイルスは、手を介して体内に侵入することが多いとされています。日頃から手洗いの習慣を身に着けておきましょう。
①~⑥までを2回くり返し、菌やウイルスを洗い流しましょう
①手全体を流水でぬらして、石鹸などを手に取り、手のひらをこすり合わせて泡立てます。
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②手の甲に石鹸をのばすようにしてこすります。
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③指先や爪の間を念入りにこすります。
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④指の間もしっかりと洗います。
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⑤親指と手のひらをねじり洗いします。
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⑥手首もくるくると、回すようにして洗います。
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⑦石鹸とともにウイルスを洗い流す要領でしっかりとすすぎ、ペーパータオルまたは清潔なタオルで水分をふき取ります。
※アルコール製剤の場合も①~⑥の順で洗います。
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