2014年1月13日更新
●身体の乾燥サイン、見逃さないで!
冬の寒さが深まるにつれ、乾いた冷気や、暖房器具による空気の乾燥が進んでいます。肌のカサカサや、のどや鼻の不快感はありませんか?
「乾燥」は、身体の防御機能を低下させる原因の一つです。風邪などで体調を崩しやすいこの季節、身体の些細な変化に注意しながら健康管理に努めましょう。
皮膚の「かゆみ」は乾燥のサイン
この時期、冷たい気温や空気にさらされる皮膚は、最も乾燥しやすい状態にあります。
乾燥すると皮膚の新陳代謝が滞り、肌に触れる外気や衣服などが刺激となって「かゆみ」が生じやすくなります。湿疹や炎症のもとになる場合もありますので、「かゆみは乾燥のサイン」ととらえて、こまめなケアを心がけましょう。
手足などの肌はローションやクリームで保護しましょう。外出前や入浴後などの使用がオススメです。また、暖房を使いすぎず、部屋の湿度を50~60%に保つなど、乾燥を防ぐ環境づくりも行ってみてください。
風邪などの予防にも乾燥対策を!
通常、のどには粘膜の働きによる免疫機能が備わっていますが、乾燥した状態では免疫力が弱まり、のどから侵入する風邪やインフルエンザなどのウイルスを防ぎにくくなります。
のどの乾燥対策には、こまめな「うがい」と「水分補給」で適度に潤いを保つようにするほか、空気の乾燥が気になったときにはマスクを着用するのも効果的です。
ウイルスは乾燥に強いのが特徴です。乾燥した室内では、空中を長時間漂っている可能性があります。冬場は、室内では風邪やインフルエンザの予防を兼ねて、加湿器を使った乾燥対策をしましょう。マスクの着用や手洗い・うがいもお忘れなく!