2014年3月19日更新
●春野菜でカラダのなかから元気になろう!
毎月19日は食育の日。普段の食生活や、食事と健康について考えてみませんか。
特にこれからは、暖かい春に向けて、体が調子を整え始める季節です。気候の変化やアレルギーなどで体調を崩しやすいこの時期、体の免疫力を高めてくれる旬の食べ物を、食卓に取り入れてみてはいかがでしょう。
■春野菜の「苦味」と「香り」で免疫力アップ!
春が近づいて暖かくなってくると、体がだるく感じられたり、肌荒れしやすかったりする方はいませんか。このような症状は、私たちの体が冬の間にたまった老廃物を排出しようとしているためであり、また、環境の変化にうまく対応できていないためでもあります。
これから旬の春野菜には、特有の「苦み」や「香り」を持つものがありますが、これには身体機能を活性化させて、解毒作用や抗酸化作用、新陳代謝を促す働きがあるといわれています。春野菜の力を借りて、体に元気を取り戻しましょう!
○春きゃべつ
ビタミンC、U(キャベジン)が豊富。胃腸の調子を整え、肝臓の解毒作用を助ける働きをもつ。冬のキャベツに比べ、葉がやわらかくみずみずしいのが特徴。生食に向くが、加熱する場合はスープなどにして食べるのがおすすめ。
○菜の花
カロテン、ビタミンB1のほか、鉄やカルシウムなどを含み、バランスが良く栄養価の高い野菜。風邪の予防や、骨粗しょう症の予防にも効果的。油脂と一緒に調理することで、カロテンの吸収率が高まります。
○グリンピース
食物繊維やたんぱく質が豊富で、食物繊維の量は豆の中で最も多い。便秘解消のほか、コレステロールの吸収を妨げ体外へ排出する働きがある。サヤから出すと味がおちるので、調理に使う直前にサヤから出すと良い。
○アスパラガス
ビタミンB1、B2、E、カリウムを含み、新陳代謝を促して疲労回復に効果的。穂先にはフラボノイドの一種、ルチンを豊富に含み、毛細血管を丈夫にして動脈硬化や高血圧を予防する働きもある。
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