2014年4月25日更新
●知っておきたい健康保険⑤ 保険料決定のしくみ
毎月、みなさんのお給料から支払われる健康保険料ですが、その金額がどのようにして決定されるのか、ご存知ですか。
健康保険料は、給料・賞与の金額を基に計算され、各人によって異なっています。
私たち一人ひとりが負担している大切な保険料について、関心を持つようにしましょう。
★ 保険料や保険給付の額が計算されるしくみ ★
健康保険では、給料・賞与を基に保険料や保険給付の額を計算しますが、給料の額は月によって変動することがあるため、あらかじめ計算しやすい単位で区分した仮の報酬を基に計算されています。この仮の報酬を「標準報酬月額」といい、47等級に分けられています。
標準報酬を決めるタイミングは、入社時や、昇給などで給料等が大幅に変わった時のほか、毎年7月1日の時点で決め直す「算定基礎届」があります。
毎年、算定基礎届で4・5・6月の給料等の額を届け出
7月1日現在における被保険者全員について、
4・5・6月に支払われた給料等の額を届け出ます。
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標準報酬月額の決定(9月適用)
算定基礎届により新しい標準報酬月額が決定されます。
これは、今後の給料に著しい変動がない限り、その年の9月から翌年8月までの
保険料や保険給付を計算する基礎となります。
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保険料や保険給付の額の決定
新しく決定された標準報酬月額を基に、保険料や保険給付の額が決定されます。
この標準報酬月額は9月分(10月分給料からの控除分)から適用されるので、
10月分給与から保険料が変更になる場合があります。