お知らせ
2014年5月15日更新

●5月31日は「世界禁煙デー」③ ストレスとたばこ

 「たばこがストレス解消になる」と思われがちですが、それは錯覚です。
 喫煙者のストレスの多くはニコチン切れから来るものなので、そもそもたばこを吸わなければ生まれないストレスなのです。

 そして、たばこがやめられない「ニコチン依存症」。これは、再発しやすいけれども繰り返し治療することにより完治できる病気です。
 たばこによるストレスから解放されるためにも、この病気について改めて考え、禁煙にチャレンジしてみませんか?

「ニコチン依存症」の治療は、2つの依存を克服する必要があります。

  1. 身体的依存
    たばこに含まれるニコチンは、急速に肺から吸収されて脳に作用し、快感をもたらします。そのため脳はニコチンを欲しがり、ニコチンが切れるとイライラします。これが身体的依存です。
  2. 心理的、行動的依存
    「吸うと集中できる」「気持ちが落ち着く」というような、たばこを吸ってよかったという記憶や、喫煙に関わるクセ・習慣などをいいます。

「離脱症状」を乗り越えて、禁煙を成功させよう!

 ニコチン摂取を中止すると、イライラする、集中力がなくなる、眠れない、などといった離脱症状が現れます。ただし、強い離脱症状は最初の2~3日がピークでその後は徐々に軽くなっていき、4週間ほどでおさまるといわれているので、初めを乗り切ることが大切です。

◆ 代償行動をとる

「吸いたい!」という衝動は、だいたい3分ほどで消えるといわれています。
吸いたくなったら「お茶や水を飲む」「からだを動かす」「場所を変える」などの代償行動で、気持ちをそらしましょう。別の行動をとることが習慣づけば、心理的依存から脱しやすくなります。

◆ 禁煙の目的・努力を思い出す

辛くなったら、なぜ禁煙を始めたのかを思い出しましょう。
また、記録をつけておくと、禁煙中の努力を思い出すのにも役立ちます。

◆ 禁煙のメリットに気持ちを切り替える

長続きさせるには、禁煙の効果を実感することが大切です。
食べ物をおいしく感じられる、呼吸が楽になった、お金がたまったなど、禁煙のメリットを思い浮かべてみましょう。
禁煙日誌をつけて体調の変化を記録すると、効果がより明確になります。

ぐったりクマ Point

禁煙に失敗しても深く落ち込まず、「禁煙に失敗はつきもの」くらいの気持ちで、また次から頑張りましょう。

次回の「らくらく禁煙コンテスト」は、7月の予定です

禁煙イメージ

 当組合では、がんやメタボリックシンドロームの原因ともなるたばこをやめられない方のために、(財)日本対がん協会主催の「らくらく禁煙コンテスト」に参画し、禁煙をサポートしています。
 次回開催は、7月を予定しています。みんなで力を合わせて今年こそは禁煙しましょう!チャレンジをお待ちしています。


タバコをやめて、健康寿命をのばしましょう

「Smart Life Project」では、「健康寿命をのばしましょう」をスローガンに、
「禁煙」 について、具体的なアクションの呼びかけを行っています。

▼くわしくは、こちらをご覧ください。

Smart Life Project 事務局(厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課)運営


花粉症対策お忘れなく

まだ発症していない人も突然発症することがあるので注意しましょう。


★★ 紫外線が強くなってきています。ご注意を! ★★


関連項目はこちら