2014年6月26日更新
●今年の夏は健康一番! ④夏でも起こる「冷え」に注意
夏は熱中症を防ぐためにも、冷房は欠かせません。しかし、設定温度には注意しましょう。
温度を低く設定すると快適に感じますが、からだの冷やしすぎは夏バテや「冷房病」を引き起こす原因になります。特に女性の場合は、血流が悪くなることで月経痛の悪化などにもつながる可能性があります。
熱中症を防ぎつつ、からだの「冷え」にも注意し、今年の夏を健康的に過ごしましょう!
●「冷房病」とは?
冷房が強くきいた部屋に長時間いたり、冷房のきいた室内と暑い室外を行き来したりすることで、自律神経のバランスが崩れて血液の流れやホルモンバランスに異常が起きる病気です。症状としては、足腰の冷え、手足のしびれ、頭痛、肩こり、神経痛、食欲不振、生理不順などがあります。
特に女性は、男性に比べて筋肉が少なく熱を作り出す量が少ないため、冷房病になりやすいと言われています。
※自律神経=からだの内臓の働きや、皮膚の汗腺の働きをコントロールしている神経
日常生活の中でできる「冷え」対策
◆冷房を使うときは、外気との温度差を5度以内に設定しよう
冷やしすぎると自律神経のバランスが崩れやすくなります。
◆冷房の風が直接肌に当たらないようにしよう
脱ぎ着しやすいカーディガンやスカーフ、ひざ掛けなどで調節しましょう。
◆軽く汗をかく程度の運動をして、体温調節機能を高めよう
ストレッチやウォーキングをして、自律神経のはたらきを良くしましょう。
◆湯船にゆっくりつかろう
夏はシャワーで済ませることが多くなりがちですが、冷えを改善するにはお湯につかりましょう。自律神経のバランスを整えるとともに、疲労回復にも有効です。
◆ご飯をしっかり食べよう
食事が熱のもとになるので、3食きちんと食べましょう。また、冷えたからだを中から温めるために、できれば温かい飲み物を飲みましょう。