2014年7月11日更新
●気を付けて!夏の肌トラブル
これからが夏本番。
夏は気温が高いだけでなく湿度も高いので、発汗や皮脂の分泌が多くなり、いろいろな肌トラブルが出やすい季節です。
今回は、代表的な肌トラブルとその予防・対策についてご紹介します。
肌トラブルには正しい予防、そして症状が出てしまったときは早めの対応が肝心です。
日々の工夫とお手入れで、今年は肌トラブルに悩まされない夏にしましょう。
● あせも
大量に汗をかいたときに、汗が皮膚の中にたまってしまうことが原因なので、夏にできやすくなります。たまった汗は、汗管(かんかん)という腺から周りの組織に漏れ出して、水ぶくれが生じたり、炎症を起こしてかゆくなったり、赤くてかゆいブツブツができたりします。
予防
汗をかいたあとは、シャワーで洗い流したり、清潔な濡れタオルでやさしく汗を拭き取ったりして、肌を清潔に保ちましょう。吸湿性や通気性の高い服、速乾機能のある素材を使った服を着るのも効果的です。
できてしまったら
早めにスキンケアと塗り薬による治療を行いましょう。かくと症状が悪化してしまいますので、触らないようにしましょう。
● 湿疹
皮膚表面の炎症のことで、何かしらの刺激によって皮膚が炎症を起こしてしまうものです。赤み、水ぶくれ、ブツブツなどが出て、猛烈なかゆみや痛みを伴う場合もあります。
予防
汗をかいたらこまめにふき取るなど、いつも清潔にしておきましょう。かゆみを増長させるアルコールや刺激物は控えめに。皮膚と内臓は密接な関係があるので、睡眠不足や不規則な生活、偏った食生活は避けましょう。
できてしまったら
肌を清潔にして、かかないようにしましょう。
軽い湿疹や原因がわかっている場合は薬によるセルフケアでも大丈夫ですが、症状がひどい場合や原因がわからない場合は早めに医師に相談しましょう。
● 日焼けによる肌トラブル
紫外線を多く浴びると、日焼けによる炎症が起こります。皮膚炎とも呼ばれます。
そのほか、シミ、シワ、たるみ、皮膚がんなどの病気の要因にもなります。
紫外線の浴びすぎは病気のもと!
浴びすぎた紫外線は肌だけでなく、白内障、ひどい痛みを伴う「雪目」といわれる角膜炎などの原因にもなります。また、免疫力や体力を低下させ、体調不良を引き起こしたり、感染症にかかりやすくなったりもします。
予防
強い紫外線に当たるのを避けるようにするのが最も効果的です。日焼け止めを使ったり、日傘や帽子、サングラスを使ったり、長そでの服を着たりして身を守りましょう。また、できるだけ木陰や建物の影を歩くようにして、直射日光を浴びないようにしましょう。
ひどい日焼けをしてしまったら
やけどと同じ状態ですので、まずは十分に冷やしましょう。高熱や悪寒、脱力などの症状が出た場合は、医療機関で診てもらいましょう。