2014年7月22日更新
●冷房病にご注意ください!!~上手にからだを冷やそう~
これから最高気温が30℃以上の真夏日が続きます。熱中症対策として、無理をせずにエアコンを使うことは大事ですが、設定温度を低くしすぎてはいませんか?
からだの冷やしすぎは、内臓の働きや皮膚の汗腺の働きをコントロールしている自律神経のバランスが崩れて、「冷房病」につながりかねません。
冷房だけに頼らない、上手なからだの冷やし方をご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
◆「冷房病」とは?
冷房が強くきいた部屋に長時間いたり、冷房のきいた室内と暑い室外を行き来したりすることで、自律神経のバランスが崩れて血液の流れやホルモンバランスに異常が起きる病気です。症状としては、足腰の冷え、手足のしびれ、頭痛、肩こり、神経痛、食欲不振、生理不順などがあります。
◆「冷房病」にならないために
- 冷房を使うときは、外気との温度差を5度以内に設定しましょう
→冷やしすぎると自律神経のバランスが崩れやすくなります。 - 冷房の風が直接肌に当たらないようにしましょう
→脱ぎ着しやすいカーディガンやスカーフ、ひざ掛けなどで調節しましょう。
上手にからだを冷やすコツ
1. 効率よく冷やそう
太い動脈が通っている首と脇、太ももの付け根の内側を冷やすと、冷えた血液がからだを巡るため、効率よくからだを冷やすことができます。冷やしたタオルを当てるのがおすすめです。
ほかにも、皮膚と血管が近い手首や肘の内側、膝の裏、足首などを冷やすのも効果的です。
※「涼しい」を超えて「寒い」と感じるような冷やし方はやめましょう。
2. 食べ物でクールダウン
冷たい食べ物でからだを冷やすのではなく、旬の野菜や果物でクールダウンしましょう。基本的に、温かい国でとれる食べ物や暑い季節にとれる食べ物はからだを冷やす効果があります。
夏野菜
キュウリをはじめ、ナス、トマト、オクラ、ゴーヤなどがおすすめです。
南国の果物
南国でとれる果物、特にバナナがおすすめです。
海外旅行に出かける方は、感染症にご注意を!
夏休み期間中に、海外旅行に出かける方も多いと思います。
外国では、衛生状態など環境の違いにより、日本で発生していない感染症が流行していることもありますので、注意が必要です。
出発前に渡航先の感染症流行状況等に関する情報を入手しておきましょう。
また、ワクチン接種で予防できる感染症もあります。複数回接種が必要な場合もありますので、旅行の計画が決まったら早めに医師に相談しましょう。