2014年7月29日更新
●健診結果から、からだの状態を知ろう!
健診結果がお手元に届いたとき、再検査があるかどうかを確認するだけになっていませんか? どの検査からどの病気がわかるのかを知っていると、日常生活での改善策も見えてきます。
今回は生活習慣病に関連の深い項目について、ご説明します。毎年チェックし、長期的な健康管理に活かしましょう。
◆血圧
心臓の収縮と拡張の際に血管にかかる圧力で、動脈硬化が進むと高くなります。最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、もしくは最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上で高血圧と判定され、放置しておくと心臓病や脳卒中の原因となります。
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※腎臓に障害がある場合は、高カリウム血症を引き起こすおそれがあるので注意が必要です。
◆脂質
血液中には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類の脂質があり、コレステロールにはLDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールがあります。
このうち、LDLコレステロールもしくは中性脂肪が多すぎる場合と、HDLコレステロールが少なすぎる場合に、脂質異常症と判定されます。
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◆血糖値・ヘモグロビンA1c
血糖値が高すぎる場合、糖尿病が疑われます。
また、ヘモグロビンA1cは、赤血球の中に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結合したもので、この数値を調べることにより、1~3ヵ月前の平均血糖の状態を知ることができます。この数値が高すぎる場合も、糖尿病が疑われます。
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● 生活習慣の改善に、特定保健指導を活用しましょう ●
特定保健指導は、特定健康診査(メタボ健診)の結果、生活習慣改善の必要性が中程度~高いとされた方を対象に行われる保健指導のことです。保健師や管理栄養士がみなさんと一緒にご自身に合った改善プログラムを考え、定期的にサポートしていきます。専門家のアドバイスを参考に、継続的に行っていけるプログラムを作り、生活習慣の見直しに役立てましょう。