2014年8月1日更新
●食中毒を防ごう! ~8月は食品衛生月間~
8月は、厚生労働省が定める「食品衛生月間」です。夏まっさかりのこの時期は、食中毒が毎年とても多く発生しています。
夏の食中毒で特に注意が必要なのは、生や生焼けの肉などが原因となることが多い、「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌」などの細菌による食中毒です。少しでも菌が付いた食品を食べると、数日のうちに発熱や激しい腹痛、下痢、血便などの症状が現れます。
手洗いや加熱などの対策を十分に行い、食中毒を予防しましょう!
カンピロバクター
鶏や牛などの家畜、ペットの腸にすむ菌。原因になりやすい食品は、生肉や半加熱の肉類のほか、肉類から二次汚染された野菜など。
腸管出血性大腸菌(O157、 O26、 O111など)
家畜や人の腸に存在する大腸菌はほとんど無害ですが、下痢などを起こす「病原大腸菌」と呼ばれる菌もいくつかあります。さらにその中でも毒素を作り、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を起こす菌を、「腸管出血性大腸菌」といいます。生や加熱不十分な肉(特に牛肉)のほか、生肉を調理した器具や手指を介して二次汚染された食品が原因となりやすい。
カンピロバクターや腸管出血性大腸菌などの細菌をゼロにすることは非常に困難ですが、これらの細菌は熱に弱いため、十分加熱して食べれば、食中毒にはなりません。 内部まで十分に加熱してから食べましょう。
また、生肉を扱った手や調理器具を介して、ほかの食品や食器等に菌が移らないよう、手洗い、調理器具の取扱い、洗浄には十分注意しましょう。
食中毒予防の三原則は、
「つけない」「増やさない」「やっつける(殺菌する)」です!
食品の取扱いで気をつけたいこと
- 買い物
肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを選び、肉や魚などは汁がもれないようにその場で別々のビニール袋などに分けて包みましょう。 - 保存
帰宅したらすぐに、肉や魚などの汁がもれていないかを確認して、すぐに冷蔵庫・冷凍庫へ保存しましょう。 - 下ごしらえ
肉や魚などの汁が、果物・サラダなど生で食べる物や調理済の食品につかないようにし、使用した包丁・まな板はすぐに洗剤で洗い、熱湯消毒をしましょう。 - 加熱調理
加熱する食品は、中心部まで十分に加熱しましょう。調理を中断するときは、いったん冷蔵庫で保存し、再調理の際には十分に加熱しましょう。 - 食事
調理した食品はできるだけすぐに食べましょう。すぐに食べないものはすばやく冷まして冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。 - 後片づけ
残った食品を保存するときは、浅い容器に小分けしてすばやく冷まし、冷凍・冷蔵保存しましょう。温め直すときは、中心部まで十分加熱しましょう。
夏といえばバーベキュー! 食中毒を起こさないために・・・
- 肉や魚を生野菜などにくっつけない。
- 肉や魚はしっかり加熱。
- 生ものを扱ったトングや箸と、食べる箸を分ける。
特にこれらに気をつけて、夏のレジャーを楽しみましょう!
◆ 健保組合事務所 夏季休業のお知らせ ◆
8月14日(木)から8月15日(金)まで
休業日とさせていただきますので、
ご了承くださいますよう、お願いいたします。
通常業務は、8月18日(月)より開始いたします。