2014年8月5日更新
●"食"から始める夏の健康づくり ①夏バテを防ぐ食べ物
暑い日が続いていますが、「食欲が出ない」と、ついのど越しの良いそうめんなどの麺類だけで食事を済ませていませんか?
麺類だけだと栄養が炭水化物に偏って、ビタミン・ミネラル・たんぱく質が不足気味になってしまいます。これらが不足すると夏バテを起こしかねません。
夏を乗り切るためにも、"食"から健康を意識してみましょう。
夏バテ対策に必要な栄養素
<1> ビタミンB群:「元気の源」
糖質をエネルギーに変え、神経細胞を正常に保ちます。不足するとブドウ糖がエネルギーに変わらず、疲労物質である乳酸となって夏バテが起きます。
ビタミンB1 は汗や尿から排出されるので、夏場はビタミンB1を積極的に摂る必要があります。
食品例:玄米や大豆、豚肉、ウナギなど
<2> 鉄:ミネラルの一種
全身に酸素を運ぶ働きをします。不足すると貧血になります。
貧血にまでは至らなくても、酸素不足から倦怠感や食欲不振など、夏バテを助長する症状が現れることもあります。
特に女性は、毎月の生理で鉄が流出しやすいので積極的に摂りましょう。
食品例:赤身の魚や肉類、レバー、ほうれん草、大豆など
<3> たんぱく質:体をつくるもとになる
たんぱく質は、筋肉や骨、臓器、皮膚、髪などの主要な材料となります。不足すると、体力や抵抗力が低下し、全身の機能が衰えてきます。
食品例:鶏ささみ、牛ヒレ肉、まぐろ、木綿豆腐、納豆など
◎ これもおススメ!夏野菜 ◎
野菜は、旬の時期に一番栄養価が高く、その時期に体に必要な栄養素が詰まっています。
旬の野菜は価格も安くなり、何よりおいしいので、ぜひ食べるようにしましょう!