
2014年8月14日更新
●使ってますか? 「ジェネリック医薬品」
みなさんは病院にかかったとき、領収証の明細書をよくご覧になっていますか? お薬の点数を見ると、けっこう高いと感じられる方も多いのでは。
そんな方には、ぜひ「ジェネリック医薬品」への切り替えをおすすめします。「価格が安いと効き目が悪いのでは?」と不安に思われるかもしれませんが、そんなことはありません。効き目は同じで価格は安い「ジェネリック医薬品」を賢く利用し、医療費を節約しましょう!

「ジェネリック医薬品」ってなに?
病院で処方される薬には、「新薬」(先発医薬品)と、「ジェネリック医薬品」(後発医薬品)があります。新薬は、新しい成分の有効性や安全性などに注目して、新たに開発された薬です。
一方、新薬の特許期間(20~25年)が過ぎた後に、同じ有効成分を使って開発された薬がジェネリック医薬品で、 品質・有効性・安全性が新薬と同等であると証明されたものだけが、国の認可を受けて販売されます。
ジェネリック医薬品のメリット
・開発にかかるコストが大幅に抑えられるため、価格が安い
(新薬の約20~80%、平均で約半額)
・新薬と同じ有効成分を含み、品質・有効性・安全性が同等
・飲みやすさや味、においなどの点で、新薬より改良されているものもある
不安な方に…お試し調剤
ジェネリック医薬品を利用したことがなく、なんとなく不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方は、
「分割調剤」
というしくみをご利用ください。
このしくみを使えば、1枚の処方せんで何回かに分けて薬を受け取ることができますので、まず最初の1~2週間だけジェネリック医薬品を試してみる(=ジェネリックお試し調剤)ことができます。
★平成28年度からすべての病院で明細書が無償発行されます★
現在でも多くの病院で明細書が発行されていますが、平成28年4月1日からは原則としてすべての病院(診療所は除く)で明細書が無償発行されるようになります。 明細書を見て、ご自分の医療費が「何に」「どのくらい」かかっているのかを把握しましょう(処方せんを使って薬局で薬をもらう場合は、薬局の明細書もチェックしましょう)。 そして医療費の節約に、ぜひジェネリックをご活用ください。