2014年8月11日更新
●お酒を楽しむにはほどほどの量で!
暑い夏には、冷たいビールがたまらなくおいしく感じますね。夏はお祭りやバーベキュー、ビアガーデンなどがあって、お酒を飲む機会も増えると思います。
でも、飲みすぎには気をつけましょう。
アルコールにはストレス緩和や食欲増進といった効果がありますが、飲みすぎると二日酔いや胃もたれを起こします。
適量を守って、お酒を楽しむようにしましょう。
二日酔いはどうして起こる?
アルコールは、胃や腸から吸収されて血液によって体中をめぐり、肝臓へ運ばれます。そこで分解されてアセトアルデヒドという物質になり、さらに分解されて汗や尿などで排出されます。
肝臓の処理能力を超える量を飲んでしまうと、分解しきれないアルコールやアセトアルデヒドがそのまま全身を回ります。アセトアルデヒドは毒性が強いため、激しい頭痛や吐き気などの症状を引き起こします。
そのほか、脱水や低血糖なども二日酔いの原因になります。
二日酔いにならないためには?
●適量を守りましょう
厚生労働省では「節度ある適度な飲酒」の量を、純アルコールにして1日平均約20gとしています。
●お酒を飲む間に水分もとりましょう
アルコールと一緒にお茶や水を頼んで交互に飲んだり、先に水を飲んだりしておくと、脱水症状の予防になります。
●食事もとりましょう
アルコールと一緒に食事をとることで、消化液と食べ物の層ができて、アルコールの吸収を遅らせることができます。
アルコールによってビタミン、ミネラルが失われるので、野菜類を多くとるのがおすすめです。
ある程度の炭水化物と糖分をとることも、低血糖症の予防になります。
飲んだ後は、アルコールの分解を助ける効果がある果物や果汁100%ジュースなどをとりましょう。
二日酔いになってしまったら?
二日酔いの体は水分が不足しているので、とにかく水分をとりましょう。
肝機能を高める柿、グレープフルーツ、ハチミツや、梅干しなどをとるのもおすすめです。
連日の飲酒は避けよう!
肝臓がアルコールを処理するまでには、適量の飲酒でも約6~7時間程度かかるといわれています。
体のためには、週2日ほど休肝日を設けるのが理想的で、できれば2日続けてとるのが良いとされています。
肝臓をいたわることも忘れずに!