2014年9月3日更新
●規則正しい生活習慣 ①食事のバランスと食べ方
豊かになった私たちの食生活。しかし、好きなものを好きなように食べていては、栄養バランスがくずれてしまいます。また、食べすぎや欠食などの乱れた食生活は、内臓脂肪をためる原因になります。
バランスのとれた食事は、健康的な毎日を過ごすための体づくりに欠かせません。食事をする時間や食べ方などにも注意し、1日3食規則正しく食べましょう。
・・・ 栄養バランスについて知ろう ・・・
基本は、主食・副菜・主菜の3つをバランスよくとることです。
厚生労働省・農林水産省が平成17年6月に策定した「食事バランスガイド」では、1日に「何を」「どれだけ」食べたらいいかの目安を、主食(ごはん、パン、麺)、副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)、主菜(肉、魚、卵、大豆料理)、牛乳・乳製品、果物の5分類にして、イラストで表しています。
くわしくは下記ホームページをご覧ください。
・・・ 夕食は寝る3時間前までに食べよう ・・・
夜遅くに食べてすぐ寝ると、エネルギーに変換されないまま脂肪として蓄積されてしまいます。仕事で帰りが遅くなってしまうなど、やむを得ない場合は、少し量を減らしましょう。起きた時は空腹を感じると思いますが、その分朝食をおいしくいただけます。
夕食が遅くなるとわかっている時は、夕方におにぎりなどのお腹にたまりやすいものを食べておいて、夕食は揚げ物などを避けて野菜や汁ものなどのおかずを中心に食べるとよいでしょう。
・・・ よく噛んで食べよう ・・・
毎回、噛むことを意識して食べるようにすると、食べ過ぎの習慣を改善することができます。ご飯を甘いと感じるくらい、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。
特に早食いの人は、よく噛まない傾向にあります。早食いは急激な血糖値の上昇や脂肪蓄積の原因にもなりかねません。
また、テレビを見ながら、新聞を読みながら、といった「ながら食い」と呼ばれる食べ方も、食べた量がわかりにくく、よく味わえないことによって満足感もなくなってしまうので、控えましょう。
朝食は一日のスタート!
最近は朝食をとらない人が多いようですが、朝起きた時は血糖値が低く、脳の働きが低下した状態です。
そこで体を目覚めさせるのが朝食の役割でもあります。
仕事や勉強の能率アップのために、朝食はとるようにしましょう。
さらに、朝食を食べると基礎代謝がアップして、肥満予防につながります。また、食事を1回抜くと、体は脂肪を蓄えようとするため、太りやすくなるという研究結果も出ています。
生活習慣病予防のためにも、朝食は欠かせませんね。