2014年9月9日更新
●9月9日は「救急の日」 応急処置の大切さを学ぼう
突然の事故や病気などの現場に居合わせる可能性は、誰にでもあります。
そのような時は、まずすぐに119番へ通報しましょう。そして、救急隊が現場に到着するまでの間に、その場に居合わせた人がすばやく適切な応急処置をすることが、病人やけが人の命を救う重要なポイントになります。
9月9日は「救急の日」です。この機会に、講習会や体験学習の場に足を運び、正しい応急手当法について学んでみませんか?
家庭内で発生しやすい事故と応急処置について
捻挫
「RICE」という応急処置をします。捻挫の応急処置に必要な、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫:患部に包帯などを巻いて圧迫する)、Elevation(挙上:患部を心臓より高く上げる)の頭文字を取ったものです。
最も重要なポイントは冷却で、すみやかに行えば腫れを大きく抑えることができます。腫れは痛みの原因になるため、捻挫の症状を和らげるのに効果的です。
やけど
基本は「冷却」です。水道水やシャワーなどの流水で痛みが無くなるまで冷やします。
水ぶくれをつぶすと感染の危険があるので絶対にやめましょう。
服の上からやけどをした時は、服を脱ぐ際に皮膚を傷めることがあるので、服の上から冷やすようにします。
出血
傷の状態を見分けたうえで、適切な止血処置をしましょう。
基本は「直接圧迫止血法」を行います。傷口に清潔な布を当て、その上から血が止まるまで直接圧迫します。また、傷口を心臓より高い位置に保つことで、止血効果が高まります。
傷口を押さえている布を交換する時は、直接傷口に触れているところは取らずに、その上から布を重ねましょう。
応急手当について知ろう
◆ 日本赤十字社 「救急法等の講習」 ◆
救急法等の講習会での内容が掲載されています。日常の応急手当や、子どもの事故予防に役立つ知識などを学ぶことができます。
救急車の利用について知ろう
◆ 消防庁「救急車利用マニュアル」 ◆
救急通報のポイントや、その重要性、救急車の呼び方などが掲載されています。救急車を呼ぶべきかどうか、判断に迷った時に役立ちます。