お知らせ
2014年9月18日更新

●規則正しい生活習慣 ③規則正しい睡眠をとろう

  睡眠は、心身の疲れを回復するために欠かせないものです。さらに近年、さまざまな研究から、睡眠の質が悪いと生活習慣病やうつ病のリスクを高めることがわかってきました。

 今年3月に厚生労働省が発表した「健康づくりのための睡眠指針2014」を参考に、普段の睡眠について見直してみましょう。


健康づくりのための睡眠指針2014 ~睡眠12箇条~

  1. 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
  2. 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
  3. 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
  4. 睡眠による休養は、こころの健康に重要です。
  5. 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
  6. 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
  7. 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
  8. 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
  9. 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
  10. 眠くなってから寝床に入り、起きる時間は遅らせない。
  11. いつもと違う睡眠には、要注意。
  12. 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。


・・・ 運動&食事と睡眠の関係 ・・・

 定期的に運動をすると寝付きがよくなり、ぐっすり眠れるようになります。また、規則正しい食事をとることで、睡眠と覚醒のリズムが安定します。特に朝食は、体と心の目覚めのために重要です。
 就寝前のカフェイン摂取は、睡眠を妨げる可能性があるので控えましょう。寝酒も一時的に眠気を誘いますが、実は睡眠を浅くしてしまうので、控えた方が良いでしょう。


・・・ 良い睡眠のための環境づくり ・・・

 普段の就寝時間が近づくと、脳は目覚めた状態から徐々にリラックスした状態に移り、そして睡眠に入ります。スムーズに眠りに入るためには、この脳の変化を妨げずに睡眠に向かうことが大切です。寝室の温度や湿度を調整し、季節に応じて眠る環境を整えましょう。
 また、体温が下がるタイミングで睡眠に入りやすくなるので、就寝の2~3時間前の入浴もおすすめです。ぬるめのお風呂でゆったりリラックスしましょう。


・・・ 光と睡眠の関係 ・・・

 明るい光には目を覚ましてしまう効果があります。就寝時の寝室は不安を感じない程度に暗くし、寝床に入ってからのメールやゲームは控えましょう。
 そして起床後は、まずカーテンを開けて、太陽の光を浴びましょう。1日の睡眠と覚醒のタイミングをコントロールしている体内時計は、起床直後の太陽の光によってリセットされます。


体内時計とは?

 人には、1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっています。これにより、意識しなくても日中は心と体が活動状態、夜間は休息状態に切り替わります。睡眠についてはそのタイミングを決めるだけではなく、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。
 これらの準備は自分の意志ではコントロールできません。毎朝光を浴びて体内時計をリセットすることが、快眠につながります。



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