お知らせ
2014年10月29日更新

●乾燥の季節はしっかり保湿を!

 北風が冷たく感じるようになってきました。これからの季節は乾燥が気になる人も多いのではないでしょうか。
 空気が乾燥している時期は、肌や髪の心配だけではなく、インフルエンザなどのウイルスにも注意が必要です。乾燥によってのどや鼻の粘膜の働きが弱まり、ウイルスが侵入しやすく、感染しやすい状態になっているからです

 毎日のケアで乾燥による肌トラブルを予防するのと同時に、換気をしたり加湿器を使ったりして室内の乾燥にも気をつけましょう。

乾燥によって起きる皮膚のかゆみ

 乾燥した皮膚は、肌のバリア機能が弱まり、外部からの刺激に対して敏感な状態になります。そのため、衣服の締め付け部分にかゆみを感じたり、髪や衣類のチクチク感が気になったりします。
 かゆいからといって手でかいてしまうと、それがさらに刺激となってかゆみを強くする原因になりますし、かき過ぎると炎症や湿疹の原因になることもあるので注意が必要です。
 夜眠れないほどのかゆみを感じる場合は、皮膚科で診てもらいましょう。

 ★ とにかく保湿!

 肌のカサカサは、肌表面の角質層の乾燥によるものなので、顔も体もまずは保湿が重要です。洗顔後や入浴後には、ローションなどで保湿しましょう。
 洗顔後や入浴後、肌の水分量はどんどん減少していくので、できるだけ早く保湿することが大切です!

 ★ 洗いすぎにご注意!

 洗顔は、メイクや汚れだけをしっかりと落として、肌に必要な皮脂や角質は落とさないことが大切です。
 刺激の少ないクレンジングでメイク汚れを落としたら、洗顔料をよく泡立てて、ごしごし力を入れずに泡で優しく円を描くように洗いましょう。
 体も同様に、ごしごし洗いは肌のバリアを壊してしまいます。泡で優しく洗うようにしましょう。

 ★ 熱いお湯での入浴や洗顔は避ける!

 熱いお湯は、肌への刺激が強く、かゆみの原因になります。また、熱いお湯ほど肌の保湿成分を奪ってしまうため、さらに乾燥を招いてしまいます。
 入浴も洗顔も、人肌程度の温度がおススメです。

 ★ ウイルス対策にも!

 湿度が40%以下になるとウイルスが活発になり、感染力が高まります。室内では加湿器を使うなどして、適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。
 外から帰ったら手洗い・うがいも忘れずに!

風邪予防にもなるビタミンたち

 ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けます。これは肌に良いだけでなく、粘膜を強化することから風邪予防にもなります。ほかにも、ウイルスと戦う白血球の働きを強化して、免疫力を高める効果があります。

<ビタミンCを含む食材>
柿、みかん、カリフラワー、ピーマン、じゃがいも、
大根など

 ビタミンAは、皮膚や粘膜などの形成と働きにかかわってくるため、不足すると気管などの粘膜にウイルスが侵入しやすくなります。植物性食品のビタミンAは、油と一緒に摂ると吸収が良くなります。

<ビタミンAを含む食材>
春菊、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、レバー、銀だらなど


インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

 ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされていますので、流行前の遅くとも12月中旬までには予防接種を受けましょう。


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