お知らせ
2014年11月11日更新

●11月14日は「世界糖尿病デー」です

 糖尿病人口は爆発的に増え続けていて、2013年は世界人口の8.3%にまで上っています。

 糖尿病は「生活習慣病」の一つで、放っておくと脳卒中や心筋梗塞のような死に至る病気の原因となることもあります。しかし、初期はほとんど自覚症状がないことから、治療を受けないまま悪化する人が多いのが現状です。

 糖尿病の予防には、食事運動の両面から生活習慣の見直しが必要です。この機会に正しい知識を身につけ、糖尿病を防ぎましょう!

糖尿病ってどんな病気?

 インスリンという、体内で唯一血糖値を下げるホルモンが不足したりうまく作用しなくなったりして、ブドウ糖(体を動かすエネルギー源)が細胞に行き渡らずに血液中にあふれてしまう病気です。そして、筋肉や内臓にエネルギーが運ばれなくなり、全身のエネルギーが足りなくなってしまいます。

糖尿病の合併症って?

 糖尿病を放っておくと、別の病気や症状を引き起こします。糖尿病特有の合併症としては、次の3大合併症があります。

◆糖尿病神経障害

症状の出かたはさまざまで、手足のしびれ、けがややけどの痛みに気づかないなどです。そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなど、さまざまな自律神経障害の症状も現れます。

◆糖尿病網膜症

目の底にある網膜という部分の血管が悪くなり、視力が弱まります。中には失明する場合もあります。また、白内障になる人も多いといわれています。

◆糖尿病腎症

腎臓の機能が低下して、人工透析が必要になります。週に2~3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病腎症です。

予防するには?

<食事面>

食べ過ぎないことと、栄養のバランスに気をつけましょう。
食べ方や食べる順番も重要です。

<運動面>

無理なく長期間続けられる軽い運動を習慣にしましょう。
特に、食後の軽い運動は血糖値の上昇を抑えることにつながるのでおススメです。
普段の生活の中に、次のようなことを取り入れてみましょう。

世界が青い光に包まれる、ブルーライトアップ

 2007年より、毎年11月14日を「世界糖尿病デー」として、「糖尿病へのさらなる認知・理解」と「糖尿病予防の重要性認識」の啓発を目的とした活動が世界各地で行われます。
 日本でも、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が中心となり、各地の建造物が糖尿病啓発のシンボルカラーである「青」にライトアップされるなど、さまざまなイベントが用意されています。

くわしくは

東海地方の「ブルーライトアップ」イベント
地域 イベント場所 日程
愛知県 糖尿病・内分泌内科クリニックTOSAKI 11/4(火)~11/16(日)
名古屋セントラル病院 1F エントランスホール 11/14(金)
名古屋城 11/14(金)
岡崎城、大手門 11/10(月)~11/16(日)
いしやま内科クリニック 11/10(月)~11/16(日)
豊橋市民病院 正面玄関付近 11/10(月)~11/14(金)
春日井市民病院 11/1(土)~11/14(金)
ひだまりクリニック 11/10(月)~11/14(金)
岐阜県 JR岐阜駅北口駅前広場、岐阜城 11/7(金)~11/16(日)
大垣城、旧今井家住宅 11/10(月)~11/16(日)
郡上八幡城 11/13(木)~11/16(日)
飛騨・世界生活文化センター 11/9(日)~11/16(日)
三重県 伊賀上野城 11/14(金)
静岡県 静岡市駿府城巽櫓、掛川市掛川城、
清水エスパルスドリームプラザ観覧車、浜松市浜松城
11/14(金)
あそうクリニック 11/7(金)~11/14(金)
浜松城公園 浜松城前 11/14(金)
沼津港 大型展望水門「びゅうお」 11/10(月)~11/16(日)

 

インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

 ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされていますので、流行前の遅くとも12月中旬までには予防接種を受けましょう。