お知らせ
2014年12月24日更新

●年末年始に入る前に! 医療費のしくみを確認しましょう

 もうすぐ今年も終わりですね。年末年始は家族で帰省したり旅行に出かけたりなど、楽しみにされている方も多いと思います。

 しかし、つい気がゆるんで風邪をひいてしまったり、インフルエンザやノロウイルスに感染したりしないように、健康にはご注意ください。年末年始は医療機関もお休みのところが多く、料金もいつもより高くなります。

 年末年始のお休みに入る前に、医療費のしくみについて確認しておきましょう。


◆ 医療費のしくみと節約のポイント ◆

①休日や夜間などの受診は割増料金がかかります

 日曜日や祝日、年末年始に受診すると、「休日加算」として、初診料に2,500円(再診の場合は再診料に1,900円)の割増料金がかかります。そのほか、時間外(通常、午前8時前および午後6時以降)や深夜(22時~6時)の受診にも「時間外加算」「深夜加算」がかかり、特に深夜加算は高額なので注意しましょう。

 
  時間外加算 休日加算 深夜加算
初診料
2,820円
+ 850円
(+ 2,000円)
+ 2,500円
(+ 3,650円)
+ 4,800円
(+ 6,950円)
再診料
720円
+ 650円
(+ 1,350円)
+ 1,900円
(+ 2,600円)
+ 4,200円
(+ 5,900円)
※健康保険が適用されるため、上記金額の3割(義務教育就学前は2割)を自己負担します。
 (   )内は6未満(義務教育就学前)の加算額です。

 また、6歳未満(義務教育就学前)の場合はさらに高額の割増料金がかかりますので、緊急時以外の安易な受診は控えましょう。受診が必要かどうか迷った時には、小児救急電話相談(#8000)「こどもの救急」をぜひご利用ください。

● お子様が病気やケガをした場合は、こちらをご活用ください ●

電話相談  小児救急電話相談 #8000
 全国どこからでも、小児科医や看護師からのアドバイスが受けられます。実施する時間帯は都道府県により異なり、愛知県は19時~23時です。深夜対応しているところもあります。
厚生労働省 ホームページ
小児救急医療電話相談事業(#8000)について
ホームページ  こどもの救急 http://kodomo-qq.jp/
 厚生労働省研究班/社団法人日本小児科学会が監修。
 子どもの気になる症状に対し、受診するかどうかの判断の目安や、対処法などの情報を提供しています。

②大病院は、必要なときに、紹介状をもらって受診しましょう

 紹介状を持たずに大病院(病床数200床以上)を受診すると、病院が独自に定める 「特別料金」 が、初診料に上乗せされます。
 まずは身近な診療所やかかりつけ医で受診し、大病院は、必要な場合に紹介状をもらって受診するようにしましょう。

③お金も体も負担が大きい「はしご受診」はやめましょう

 個人的な都合で受診先をコロコロ変える「はしご受診」は、変えるたびに初診料がかかるため、金銭的な負担が大きくなります。
 治療が中途半端になったり、検査や薬が重複することで体に害をもたらす場合もあるので、必要もなく受診先を変えるのはやめましょう。

④ジェネリック医薬品を活用しましょう!

 病院や薬局でもらうお薬を「ジェネリック医薬品」に切り替えると、お薬代が節約できます。
 ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、新薬(先発医薬品)の特許期間が切れた後に同じ有効成分で作られるお薬で、開発コストが抑えられるため、効果や品質、安全性が同等でありながら、3~5割ほど安い価格で販売されています。
 まだジェネリック医薬品が出ていない医薬品もあり、また医師の治療方針によっては薬を替えられない場合もありますが、利用できるときは積極的に利用して、お薬代を節約しましょう。


1月から高額療養費・出産・難病にかかる制度が変わります!

 平成27年1月より、高額療養費の自己負担限度額出産育児一時金等の支給額難病の医療費助成制度が変更されます。

● 主な変更内容 ●
70歳未満の方について、高額療養費制度の所得区分が現在の3区分から5区分に変わり、それぞれの所得区分の自己負担限度額が変更
産科医療補償制度に加入していない医療機関で出産した場合の(家族)出産育児一時金の支給額が、現在の390,000円から404,000円に引き上げ
難病の新しい医療費助成制度が始まり、対象疾患の大幅な拡大や、医療費の自己負担限度額および算定方法が変更

くわしくはこちら


インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種は12月中には受けましょう!

 予防接種のワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされています。予防接種がまだの方は、1~2月の流行のピークに備えて今月中には受けるようにしてください。


ノロウイルスに注意!

きっちり手洗い、しっかり加熱でノロウイルス食中毒の予防を!