2015年1月20日更新
●冬の病気にもジェネリック医薬品をご活用ください
今日は二十四節気の「大寒」です。中国で生まれた呼び名なので、日本の気候とは多少のズレがありますが、1年のうちで最も寒い日とされています。
寒さで体が冷えると、風邪、便秘、肌荒れ、腎臓病など、さまざまな病気の原因になりますので注意しましょう。
もし体調を崩してしまって病院にかかるときは、「ジェネリック医薬品」を使うと薬代が節約できます。特に、病気が長引く場合は節約できる金額も大きくなりますので、ぜひ活用しましょう。
◆ ジェネリック医薬品とは? ◆
ジェネリック医薬品は、新薬の特許期間が終わった後に、新薬と同じ有効成分を使って開発された薬です。品質、有効性、安全性は新薬と同等で、薬事法に基づいて国の承認を受けたものだけが販売されています。
新薬の開発には非常に長い期間と莫大な費用がかかるのに対し、ジェネリック医薬品はその期間や費用を大幅に抑えられるので、新薬よりも2割~8割くらい値段が安くなっています。
★ 新薬との差額がわかります ★
「かんたん差額計算」サイトで、現在処方されている薬の製品名を入力すると、ジェネリック医薬品に切り替えた場合にどれくらい薬代を安くできるか調べることができます。当組合トップページからご利用ください。
◆ ジェネリック医薬品に切り替えるには? ◆
(1)医師に相談する
外来で受診したときに処方される薬や、入院しているときに使われる薬など、ジェネリック医薬品に切り替えられないか聞いてみましょう。
薬の種類によってはジェネリック医薬品がまだ発売されていなかったり、医師の治療方針で切り替えられない場合もありますが、切り替えられる薬については積極的にジェネリック医薬品に切り替えていきましょう。
★ 伝えにくいときは「カード」や「シール」をご活用ください ★
ジェネリック医薬品を希望することを伝えにくい場合などには、受付で診察券・保険証と一緒に提示できる「ジェネリック医薬品お願いカード」や「ジェネリック希望シール」をご活用ください。
お手元にない場合や、ご家族で活用されるため複数枚必要な場合などは、当組合までご連絡ください。
(業務課 TEL 052-211-2439)
(2)薬剤師に相談する
処方せんにはジェネリック医薬品への「変更不可」を記す欄があり、この欄に記入がない場合はジェネリック医薬品に切り替えることができます。
処方せんを確認して、この欄に何も書かれていなければ、薬局で薬剤師に相談してジェネリック医薬品に切り替えてもらいましょう。
※ジェネリック医薬品が発売されていない場合や、薬局の在庫状況などによっては切り替えられない場合もあります。
★ 不安な方は「お試し調剤」をご利用ください ★
ジェネリック医薬品を利用したことがなく、なんとなく不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方は、
「分割調剤」
というしくみをご利用ください。
このしくみを使えば、1枚の処方せんで何回かに分けて薬を受け取ることができますので、まず最初の1~2週間だけジェネリック医薬品を試してみる(=ジェネリックお試し調剤)ことができます。