2015年1月28日更新
●新たな年に心機一転、健康づくりを始めよう
④禁煙と適量の飲酒でもっと健康に!
「ストレス解消のために、タバコがやめられない。」「つい習慣でお酒を飲み過ぎてしまう。」そんな方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
タバコでストレスが解消されるのは錯覚です。喫煙者のストレスの多くはニコチン切れが原因なので、タバコを吸っていなければ生まれないストレスなのです。
また、「酒は百薬の長」と言われますが、それは節度のある飲み方をしてこそです。飲み過ぎれば体に悪影響を及ぼします。
タバコを吸っている方は禁煙を、お酒を飲み過ぎてしまう方は適量の飲酒を心がけて、今年一年をもっと健康に過ごしましょう!
禁煙について考えよう
禁煙のメリットはたくさんあります
まずは、命にかかわる病気のリスクが減るということがもっとも大きなメリットです。
そして、タバコにかけていたお金が自由に使えるようになります。
また、タバコによって低下した味覚や嗅覚が正常に戻り、食事がおいしくいただけるようになるでしょう。
女性の場合は、肌が荒れてシワが増えた「スモーカーズ・フェイス」から卒業して、美肌がよみがえるのもうれしいですね。
自分だけではタバコがやめられないときは
喫煙者の70%はニコチン依存症という病気です。病気は意思の力だけでは治せません。「禁煙補助薬」を利用したり、「禁煙外来」を受診してみましょう。
飲酒について考えよう
「適量」がどれくらいか知っていますか?
厚生労働省では「節度ある適度な飲酒」の量を、純アルコールにして1日平均約20gとしています。これはあくまでも目安の数字で、個人差がありますし、体質やその日の体調などに合わせて調整しましょう。
また、毎日晩酌をする習慣のある人は、週のうち2日ほど「休肝日」を設けて肝臓を休ませることも大切です。
一緒に食事をとりながら飲みましょう
胃の中に食べ物がない状態でお酒を飲むと、胃壁がアルコールによるダメージを受けやすく、酔いも回りやすくなります。お酒を飲むときに食事をすることで、消化液と食べ物の層ができて、アルコールの吸収を遅らせることができます。アルコールによってビタミン、ミネラルが失われるので、野菜類を多くとるのがおすすめです。