2015年1月29日更新
●花粉対策を始めましょう
日本気象協会が発表した「2015年春の花粉飛散予測」によると、東海地方は例年より早く飛散が始まり、飛散数も昨年より多くなるそうです。
中でもスギ花粉は、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めています。花粉対策は早めに始めるようにしましょう。
また、まだ症状が出たことがない人も、花粉症は突然発症する恐れがあるため、対策を怠らないようにしましょう。
花粉症はアレルギーの一種です
花粉が目の周りや鼻の粘膜に付着することにより、かゆみ・腫れ・くしゃみなどの症状が現れます。
個人差はありますが、発症する確率はそれまでに花粉を吸ってきた量が関係するので、今は平気という人でも、今まで吸ってきた花粉とこれから吸う花粉によって、発症するかもしれません。花粉症の人もそうでない人も、日常的にできるだけ花粉との接触を防ぐ対策が必要です。
また、免疫力を高めるための体質改善に取り組むことも重要です。粘膜を傷つけるタバコは控え、飲酒は適量におさめ、質の良い睡眠や適度な運動、バランスのとれた食事で免疫力を高めておきましょう。
● 外出時の花粉対策 ●
◆ 花粉情報をチェックしよう
テレビやインターネットで花粉情報を入手しましょう。
<花粉飛散の要注意日>
- 晴れまたは曇りの日
- 最高気温が高い日
- 湿度が低い日
- やや強い南風が吹き、その後北風に変化した日
- 前日または当日の未明まで雨の日
◆ 飛散の多い時間帯の外出は控えよう
花粉飛散が多い日に外出する場合は、1日のうち花粉の飛ぶ量の多い時間帯(午後1時~3時頃《注:地域によって差があります》)の外出をなるべく避けましょう。
◆ 完全防備で出かけよう
帽子・メガネ・マスク・マフラーを身につけて。コートもツルツルした素材を選びましょう。髪には花粉がつきやすいので、髪の長い人はできるだけ一つにまとめましょう。
◆ 帰宅したら玄関で花粉を落とそう
衣服や髪、持ち物についた花粉は、きちんと外ではらいましょう。
◆ 家に入ったらすぐに手洗い・うがい・洗顔をしよう
なるべく室内に花粉を漂わせないために、肌に付いた花粉をすぐに洗い流しましょう。
● 家の中での花粉対策 ●
◆ ドア・窓を閉めよう
花粉の飛散が多いときは、きちんとドアや窓を閉めて、花粉の侵入を防ぐことが大切です。
◆ こまめに掃除をしよう
防いでいるつもりでも、室内にはかなり花粉が侵入しています。カーペットは掃除機をしっかりかけ、床がフローリングであれば毎日拭き掃除を行うと効果的です。
◆ 布団を外に干すのは控えよう
外に布団を干すのは避けて、布団乾燥機などを活用しましょう。どうしても干したいときは、花粉の飛散量が少ない午前中に干して、取り入れる際はしっかり花粉をはたいてから取り込みましょう。さらに布団の表面を掃除機で吸うと効果的です。
◆ 枕元の花粉を拭き取ろう
寝ているときに花粉を吸い込まないように、枕まわりの約1mぐらいを水で少し湿らせたティッシュやタオルで拭き取りましょう。