2015年2月3日更新
●インフルエンザ流行中!予防と拡大防止の徹底を!
~予防接種を受けても過信は禁物です~
インフルエンザが全国的に警報レベルに達しています。
国立感染症研究所の発表によると、先月18日までの1週間に、全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者数は推計201万人と、2週連続で200万人を超えました。一定点医療機関あたりの患者数は、全国平均が37人に対し、愛知県は59人となっています。
流行はピークを迎えつつあり、しばらくは患者数の多い状態が続くおそれがあります。特に重症化しやすい高齢者や持病のある人は注意が必要です。
ひとりひとりが「インフルエンザウイルスを拾わない、広げない」と意識して、手洗いや咳エチケットなどの予防を徹底しましょう。
予防接種を受けても過信は禁物です
インフルエンザの感染を防ぐための手段として予防接種は大切ですが、予防接種さえ打っておけばよいわけではありません。
インフルエンザの予防接種の効果については、
- ワクチンで発症を阻止できるのは一般的に70~80%
- 就学前の小児では20~30%程度
インフルエンザの予防と拡大防止策を徹底しよう
- 過労を避け、十分な睡眠、栄養、保温を心がけて体調を整えましょう。
- 人ごみへの外出はできるだけ避け、帰宅時には手洗いとうがいをしましょう。
- 室内では加湿器などで適度な湿度を保つようにしましょう。
- 咳やくしゃみが出るときは、他の人にかからないようにする、マスクをつけるなどの咳エチケットを心がけましょう。
インフルエンザの症状を確認しておきましょう
普通の風邪が喉の痛み、くしゃみ、鼻水など局所的な症状なのに対し、インフルエンザは38℃以上の高熱を突然発し、発熱と同時に悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛や倦怠感などの全身症状が出現します。
続いて咳やくしゃみ、鼻水、喉の痛みといった風邪と同様の症状も現れます。