2015年2月6日更新
●「冷え」の改善に食事を見直そう
寒い季節は、手足が冷えてかじかみます。これは血流が悪くなって、体の末端に血が行きわたらなくなるのが原因です。
「冷えは万病の元」といわれています。冷え症でお悩みの方は、病気を招く前に日頃から体を冷やさない工夫が必要です。
血のめぐりを良くするために、運動をして筋肉量を増やすことはもちろん大切ですが、ぜひ食生活も見直してみましょう。血行をよくする食べ物を積極的にとると、体を中からじっくり温めることができます。
◆ 食材や調理法を選んで工夫しましょう ◆
体を温める食材は、寒い地方で採れるものや、冬が旬の食材などに多いです。
反対に、南の暖かい地方で採れるものや、夏が旬の野菜や果物には体を冷やすものが多いので、控えたほうがよいでしょう。
●体を温める食材
かぼちゃ・にんじん・長ねぎ・まぐろ・ぶり・さけ・鶏肉・羊肉・黒砂糖・黒豆・黒ごま・にんにく・しょうが・赤唐辛子・日本酒・酢 など
●体を冷やす食材
トマト・きゅうり・なす・レタス・白菜・馬肉・あさり・バナナ・メロン・キウイ・パイナップル・すいか・梨・白砂糖・コーヒー・ビール など
しかし、食べ方にも注意が必要で、体を温める食材でも冷たい料理や冷えた状態で食べると体を冷やします。
そして、体を冷やす食材でも生で食べるのではなく、加熱調理をしたり、しょうがやにんにくなどのからだを温める食材とあわせて調理することで、冷える作用がやわらぎます。
体調に合わせて調理方法を工夫して食べましょう。
●冷えを感じたときにオススメの「しょうが湯」
しょうがの辛み成分であるジンゲロールやショウガオールには血行促進効果があるとされています。さらに、加熱すると冷え症改善の効果が高まるといわれています。
冷えを感じたときに試してみてはいかがでしょうか。
<材料>(カップ一杯分)
生姜…1かけ(約10g) ハチミツ…お好みの量
<作り方>
生姜をすりおろし、ハチミツと一緒にカップに入れて熱湯を注ぎます。
★ハチミツのほかに黒砂糖などで甘みをつけたり、レモンや柚子を入れて甘酸っぱくするのもオススメです。