2015年2月26日更新
●お子様の健康管理に気をつけましょう
冬から春にかけての季節の変わり目は、朝晩と日中の温度差が大きくなります。また、新学期が始まったり、新しい学校に入ったりと、お子様を取り巻く環境も変わります。お子様が風邪をひいたり、ストレスで体調を崩したりしないよう、健康管理には十分に気をつけましょう。
もし、お子様が病気やケガをしてしまったときには、アドバイスが受けられる電話相談やホームページなどを、ぜひご活用ください。
お子様の健康管理、こんなところに気をつけましょう!
健康の基本は、「食事」「運動」「休養」などの生活習慣を整えることです。それぞれ次のようなポイントに気を配り、お子様の心と体の健康を守りましょう。
1.1日3食、栄養バランスの良い食事をとる
1日3回、決まった時間に食事をとることで、生活にリズムが生まれます。また、栄養が偏ると免疫力が下がって風邪をひきやすくなったり、早くから生活習慣病を招いたりするので、量や種類、味付けに気を配り、バランスの良い食事になるようにしましょう。
家族がそろって食卓を囲み、楽しく会話をしながら食事をすることで、子どもの心にも良い影響を与えます。
運動をすることで、筋肉や骨が丈夫になり、体力もつきます。また、ストレスを解消し、心の健康を保つためにも大切です。
最近の子どもは体を動かして遊ぶ時間が少なくなっていますので、子ども同士や親子で遊ぶ時間を増やすなどして、運動を習慣化していきましょう。
睡眠は心身の疲れをとるだけでなく、病気に対する抵抗力を高めたり、体の成長を促すためにも大切です。早寝早起きで、質の良い睡眠を十分とらせるようにしましょう。
また、勉強しているときなどは、疲れたら休んだり、軽く体を動かして気分を変えるなどして、あまり根詰めさせないように気をつけましょう。
もし、お子様が病気やケガをしてしまったときは・・・
明らかに緊急を要する場合は、迷わず医療機関にかかってください。
そうでない場合は、まずは電話相談やホームページを利用してみましょう。
電話相談 | 小児救急電話相談 #8000 |
全国どこからでも、小児科医や看護師からのアドバイスが受けられます。実施する時間帯は都道府県により異なり、愛知県は19時~23時です。深夜対応しているところもあります。 厚生労働省 ホームページ 小児救急医療電話相談事業(#8000)について |
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ホームページ | こどもの救急 http://kodomo-qq.jp/ |
厚生労働省研究班/社団法人日本小児科学会が監修。 子どもの気になる症状に対し、受診するかどうかの判断の目安や、対処法などの情報を提供しています。 |
「子どもの医療費無料化」は、本当の「タダ」ではありません!
各市区町村が独自に実施している「子どもの医療費無料化」により、窓口の自己負担分が無料で医療を受けられることがありますが、本当に医療費が「無料」になったわけではありません。この制度は、健康保険組合の負担と、各自治体からの助成により成り立っています。
健康保険組合の財政が危機的状況を迎えている今、子どもの医療費が増えると、みなさんの保険料の引き上げとしてはね返ってきます。
お子様の健康管理に気を配り、電話相談、ホームページ等を活用して、できるだけ病院にかからなくてすむようにしましょう。