2015年3月12日更新
●乾燥していませんか? ②目の乾燥「ドライアイ」
なんとなく目が疲れたり、不快な感じがする方はいらっしゃいませんか? 思い当たる方は、もしかしたら「ドライアイ」かもしれません。
ドライアイは、涙の量や成分が変わることで目が乾き、目の表面に傷ができる病気です。患者は年々増えていて、現在国内で約800~2,200万人もいるといわれています。
進行すると、視力が落ちたり目が痛んだりするほか、角膜が乾燥してはがれる病気などを引き起こすこともあります。気になる症状がある方は、一度眼科を受診してみましょう。
ドライアイになりやすい人
- パソコン、スマートフォンなどを長時間使う人
- エアコンをよく使ったり、乾燥した環境にいる人
- コンタクトレンズを使っている人
- 目の手術を受けた人
- たばこを吸う人
また、高齢の方や女性はドライアイになりやすいといわれています。
パソコン、エアコン、コンタクトレンズの「3つのコン」には要注意!
ドライアイの自己チェック
<1> 以下の項目の内、いくつ当てはまりますか?
- 目が疲れやすい
- 目が乾いた感じがする
- ものがかすんで見える
- なんとなく目に不快感がある
- 目が痛む
- 目が赤くなりやすい
- 目がショボショボ、ゴロゴロする
- 目が重たいと感じることが多い
- 目がかゆい
- 光がまぶしく感じやすい
- わけもなく涙が出ることがある
- 目やにがでる
<2> 10秒間まばたきをせずに目を開けていられますか?
5つ以上チェックがあった、もしくは10秒間まばたきを我慢できなかった方は、ドライアイの可能性があります。この機会に少し目をいたわってあげましょう。
◆ ドライアイ対策 ◆
1.パソコンの画面を目より低い高さに置く
目を大きく見開かずにすむようになります。
2.こまめに休憩をとる
パソコンなどを長時間使う人はこまめに目を休ませて、意識的にまばたきをするよう心がけましょう。
3.エアコンの風に直接当たらないようにする
エアコンを使っている室内は乾燥しやすいので、加湿も心がけましょう。
4.コンタクトレンズは使い方を守る
コンタクトレンズを使っている人は、涙が蒸発しやすくなります。正しい使い方を守り、目薬や加湿器で乾燥を防ぎましょう。