2015年3月26日更新
●乾燥していませんか? ④鼻の乾燥「ドライノーズ」
「ドライアイ」は最近よく聞くようになったと思いますが、「ドライノーズ」はまだ聞き慣れない方が多いのではないでしょうか。
ドライノーズは鼻炎の一種で、鼻の中が乾燥してムズムズしたり、鼻水は出ないのに鼻をかみたくなったりします。乾燥感とともにピリピリした痛みを感じることもあり、症状が進行すると感染症を引き起こす可能性もあります。
日頃から加湿や保湿を心がけて、ドライノーズを予防しましょう!
ドライノーズの原因
空気が乾燥している季節や、気密性が高い室内やエアコンなどで乾燥した空気の中に長時間いることによって起きます。また、アレルギー治療(点鼻)薬の使用や、過労やストレス・加齢が原因となる場合もあります。
ドライノーズは何が危険なの?
鼻の粘膜は、細菌やウイルスなどが体内に入るのを防ぐ役割があります。乾燥してしまうとその働きが弱くなり、喉の腫れや感染症を引き起こしてしまいます。特に抵抗力の低い子どもや高齢者は、ウイルス感染を起こすと一気に重症化してしまう危険があります。
また、風邪やインフルエンザに感染しやすくなったり、花粉症を悪化させたりすることもあるので、これらの流行時期には注意が必要です。
◆ ドライノーズの対策 ◆
ドライノーズは病気というより体質的なもので、効果的な治療法はないと言われています。耳鼻科の治療でも、対策の基本は保湿になります。
日頃からの対策でドライノーズを改善していきましょう。
- ドライノーズ用のスプレーを使用する
- 濡らしたガーゼを当てたマスクをつける
- 室内では加湿器などを使う