2015年4月20日更新
●教えて健康保険 ③「保険給付」のいろいろ
健康保険の大切な役割の一つに、病気やけが、出産、死亡などのときに必要な医療や現金を支給する「保険給付」があります。
みなさまが病気やけがで医療機関にかかるときは、窓口で医療費の3割を負担します。残りの7割は、みなさまから納めていただいた保険料をもとに、健保組合が支払っています。
しかし健康保険は、どのような場合でも使えるわけではありません。健康保険が適用されないケースがありますのでご注意ください。
◆ 病気やけがなどをしたら、次のような給付が受けられます ◆
!! 次のような場合には健康保険が適用されません !!
- 通勤や帰宅途中、業務中に生じた病気やけが(「労災保険」の補償範囲となります)
- 仕事や日常生活にさしさわりのないソバカス、アザ、ニキビ、ホクロ、わきがの治療
- 回復の見込みがない近視、遠視、乱視など
- 美容のための整形手術
- 健康診断、生活習慣病健診、人間ドック
- 予防注射、予防内服
- 身体の機能にさしさわりのない先天性疾患
- 正常な妊娠・出産(費用補助として「出産育児一時金」の支給を受けることができます)
- 経済的理由による人工妊娠中絶
など