2015年5月5日更新
●今日は「こどもの日」。家族の記憶に残る1日にしてみませんか
5月5日はこどもの日=端午の節句です。
端午の節句は、男の子の成長と幸せを願う行事です。各地の神社では、お子さまの健やかな成長を祈願する「端午祭」が行われます。
みなさんも鯉のぼりを立てたり、柏餅やちまきを食べたりして端午の節句を祝い、家族みんなが楽しく思い出に残る1日にしてみませんか。
◆ 端午の節句とは?
端午の節句は、奈良時代から続く古い行事で、「菖蒲の節句」とも言われます。強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒につるし、また菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。
鎌倉時代~江戸時代に入ると、「菖蒲」を「尚武(武を重んじる)」にかけて、後継ぎとして生まれた男の子が、無事に成長することを祈り、一族の繁栄を願う行事となりました。
端午の節句では、「鎧」や「兜」を飾り、「鯉のぼり」を立ててお祝いをし、初節句(男の子が生まれて初めての節句)には「ちまき」を、2年目からは「柏餅」を食べます。それぞれの意味をご存知でしょうか?
鎧・兜
身を守る道具であるこれらを、交通事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにという願いをこめて飾ります。
鯉のぼり
鯉は池や沼でも生息できる生命力の強い魚で、その鯉が急流をさかのぼり、竜になって天にのぼるという中国の伝説にちなみ、子どもがどんな環境にも耐え、立派な人になるようにという立身出世を願う飾りです。
ちまき
中国では古くから、邪鬼を払うものとされ、「災いを避ける」という意味があります。
柏餅
柏の葉は新しい芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」の縁起物として食べます。