2015年5月13日更新
●5月31日は「世界禁煙デー」 ①タバコの害を再確認しよう
タバコの煙には、4,000種類以上もの化学物質が含まれていて、その内の200種類以上が有害物質、約60種類が発がん性物質です。特にニコチンは、麻薬にも劣らない依存性をもつ薬物といわれています。
タバコは、がんになるリスクを高めるうえ、糖尿病や循環器の病気の原因にもなります。喫煙を続けることで、寿命が最大で10年も短くなるというデータもあります。
タバコを吸っている方はすぐに禁煙を始め、これらのリスクを低下させましょう!
喫煙によってリスクが高まる「がん」は、肺がんだけではありません!
タバコに含まれる発がん性物質は、煙の通り道である口や喉・肺はもちろん、だ液と一緒に飲み込まれて食道や胃などの消化管、そして血液に混ざって排出されるまでの経路でばらまかれます。
タバコの煙が直接触れる部分のがん |
喉頭がん 肺がん 口腔・咽頭がん |
タバコの煙が触れない部分のがん |
食道がん 胃がん 肝臓がん すい臓がん 膀胱がん 子宮頸がん |
「COPD」をご存知ですか?
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」は、長期間にわたる喫煙を経て発症する病気です。
タバコの煙によって気道や肺胞の炎症・破壊が起こり、運動時の呼吸困難や慢性の咳・痰といった症状が出る進行性の病気で、死に至る場合もあります。一度進行すると、治療しても元の健康な状態に戻すことはできません。
まだ認知度が低く、早期に気づきにくいこの病気は、少しでも早く発見して治療を開始し、進行を遅らせることが重要になります。そして、その治療の第一歩は禁煙です!
★ 禁煙にチャレンジしよう!「らくらく禁煙コンテスト」のご案内 ★
当組合ではみなさんの禁煙チャレンジをサポートするために、日本対がん協会主催「らくらく禁煙コンテスト」に参画しています。タバコのリスクを改めて確認し、禁煙にチャレンジしましょう!
くわしくは5月18日(月)にご案内いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。