2015年5月14日更新
●梅雨の前に・・・ 食中毒予防を徹底しよう!
梅雨の時期が近づいてきました。これから気温と湿度が上がるにつれて、サルモネラ菌や大腸菌などが繁殖しやすくなり、食中毒が増えてきます。
食中毒になると、激しい腹痛や下痢などが起こり、場合によっては死に至ることもあります。
手洗いや調理器具の殺菌、食材の加熱などをしっかりと行い、食中毒の予防を徹底しましょう!
サルモネラ菌
動物の腸、河川や下水にすむ菌で、乾燥に強い。感染の原因になりやすい食品は、卵やその加工品、肉類(特に鶏肉)。
腸管出血性大腸菌(O157、O26、O111など)
少ない菌でも発症するが、熱や消毒剤には弱い。毒性の強いベロ毒素を出し、深刻な合併症を引き起こすこともある。加熱不十分な肉類や生野菜など水を介する食品が感染の原因になりやすい。
食中毒予防の三原則は、「つけない」「ふやさない」「やっつける」!
1.こまめに手を洗う
帰宅した時、食品に手を触れる時、調理の前後、食事の前などに、必ず手を洗うようにしましょう。
調理中も、生の肉や魚介類、卵などを触った後はこまめに洗いましょう。石鹸を使って、「親指」「指先」「手の甲」など、洗い残しが多い部分も念入りに洗うことが大切です。
2.調理器具は使い終わったら早めに洗う
包丁やまな板などは、使い終わったらすぐに洗って、最後に熱湯をかけるか塩素系漂白剤などで殺菌して清潔に保ちましょう。また、包丁やまな板は、できれば「肉用」「魚用」「野菜用」で使い分けると良いでしょう。
ふきん類も使い終わったらすぐに洗い、十分に乾燥させましょう。
3.しっかりと火を通す
細菌類は加熱すると死滅します。食材を加熱する際は、しっかり中心まで火を通しましょう。(中心部75度以上で1分以上の加熱が目安です。)
電子レンジで調理する場合は、途中で混ぜたりして加熱ムラを防ぎましょう。