2015年5月19日更新
●お薬代の節約に、「ジェネリック医薬品」をお使いください
病院で処方されるお薬には、「新薬」と「ジェネリック医薬品」があることをご存知ですか?
ジェネリック医薬品は、効果や安全性は新薬と同等なのに、価格は新薬よりも安いため、ジェネリック医薬品を使うことで、医療費を節約できます。
特に、脂質異常症や高血圧症、糖尿病など慢性的な病気で長期間お薬を服用する場合は、とても大きな節約になります。まだ使われたことがない方は、ぜひ試してみましょう!
★ ジェネリック医薬品はどうして安いの?
新薬は、莫大な費用と時間をかけて開発されるため、製薬会社はそのコストを含めた価格で発売します。しかし、特許期間(約20~25年)が過ぎた後は、同じ有効成分を使った薬を、ほかの会社でも開発・販売できるようになります。
こうして開発された薬がジェネリック医薬品で、新薬に比べて開発費用が抑えられ、開発期間も短く済むため、価格を安くすることができます。効果や安全性についても、厚生労働省の厳しい検査をクリアし、新薬と同等であると認められたものだけが販売されているため、安心して使うことができます。
ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分を使っていますが、それ以外の添加剤などは異なるものもあります。
飲みやすいように錠剤を小さくしたり、苦みを抑えたりなど、新薬より改良されたものも多く開発されています。
★ 不安な方は、まずは「お試し調剤」で!
ジェネリック医薬品を利用したことがなく、なんとなく不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方は、「お試し調剤(分割調剤)」というしくみをご利用ください。
このしくみを使えば、1枚の処方せんで何回かに分けて薬を受け取ることができます。まず1~2週間だけジェネリック医薬品を試してみて、もし合わなければ、元の医薬品に戻すことができます。
ジェネリック医薬品に切り替えるには?
まずは医師に相談しましょう。医薬品の種類によってはジェネリック医薬品が発売されていなかったり、また、治療方法によっては変更できない場合もあります。
保険証に「ジェネリック希望シール」が貼ってある方は、受付で提示するだけでジェネリック希望の意思表示ができます。また、診察券・保険証と一緒に提示できる「ジェネリック医薬品お願いカード」もございますので、お手元にない場合や、ご家族で活用されるため複数枚必要な場合などは、当組合(業務課 TEL 052-211-2439)までご連絡ください。
新薬とジェネリック医薬品の差額がわかります!
「かんたん差額計算」サイトで、現在処方されている薬の製品名を入力すると、ジェネリック医薬品に切り替えた場合にどれくらい薬代を安くできるか調べることができます。