2015年6月2日更新
●接骨院・整骨院にかかるときはご注意ください
ケガや体の不調の改善のために、病院ではなく接骨院・整骨院に通われる方もいらっしゃると思います。しかし、接骨院・整骨院では、健康保険を使える範囲が限られていることはご存知ですか?
看板などに「各種保険取り扱い」と表示されていても、すべてに健康保険が使えるわけではありません。施術を受ける前に、自分の症状に健康保険が使えるかどうか、しっかりと確認しましょう!
★ 接骨院・整骨院で健康保険が使えるか確認しましょう! ★
下の表を見て、自分の症状に健康保険が使えるかどうか確認しましょう。外傷性のケガであっても、労働災害に該当する場合は健康保険が使えませんのでご注意ください。
健康保険が使えるとき | 健康保険が使えないとき <全額自己負担となります> |
---|---|
○急性または亜急性の外傷性のケガ(具体的には打撲・ねんざ・挫傷・骨折・不全骨折・脱臼) ※応急手当の場合を除き、骨折・不全骨折・脱臼には「医師の同意」が必要です。 ★勤務中や通勤中のケガは労災保険適用になります。また、交通事故の場合は、必ず健保組合へご連絡ください。 |
×日常的な肩こり・腰痛 ×スポーツによる筋肉疲労・筋肉痛 ×リウマチ・関節炎などの病的な神経性の筋肉の痛み ×「ついでに他の部分も」「付き添ってきたついでのマッサージ」など |
★ 接骨院・整骨院にかかるときの注意点 ★
その1 負傷の原因を正しく伝えましょう「ジョギングしていて右足首をひねった」など、何が原因で負傷したのかをきちんと伝えましょう。
その2 「療養費支給申請書」は内容をよく確認してから署名しましょう「療養費支給申請書」は、柔道整復師が患者に代わって作成し、当組合に治療費を請求するための書類です。ここで間違いがあると、誤ったまま請求されてしまいますので、署名をするときは傷病名・施術日数・金額などをよく確認してください。白紙の申請書に署名・捺印することは避けましょう。
その3 必ず領収証をもらいましょう 接骨院・整骨院には領収証の無料発行が義務付けられています。毎回必ず領収証を受け取り、金額・日付・施術者名などが正しく記載されているかをチェックしましょう。
領収証は、負傷原因の照会や、医療費控除を受ける際にも必要になりますので、大切に保管しておきましょう。
★ 「負傷原因」の照会について、ご協力をお願いします。 ★
当組合では、みなさまの貴重な保険料を適正に使用するため、柔道整復師(接骨院・整骨院)に受診された方へ、負傷原因を照会させていただいております。
この照会は、柔道整復師からの請求内容が適正であるかを確認するためのものであり、点検機関(ガリバー・インターナショナル(株))に当組合が業務委託しております。受診月の2ヵ月後に点検機関より直接照会文書「柔道整復師(接骨院・整骨院)での受診に伴う確認について」をご自宅に送付させていただくことがありますので、届きましたら回答をご記入のうえ、提出期限までに同封の返信用封筒にてご返送ください。
なお、内容の確認のためにも、領収証等の保管をお願いいたします。
※個人情報保護法に基づき、ご回答いただきました内容につきましては、委託先との間で柔道整復師に確認する際の資料としてのみ使用し、他の目的には一切使用いたしません。
●ご不明な点がございましたら、
当組合業務課(052-211-2439 ダイヤル・イン)にお問い合わせください。