2015年6月8日更新
●梅雨時の体調管理 ②アレルギーを悪化させないために
梅雨はカビやダニなどが原因のアレルギーが悪化しやすい時期です。高温多湿のためカビやダニが繁殖しやすく、また、汗もかきやすくなるので、汗で皮膚が汚れたり、衣類がまとわりついて皮膚とこすれたりして、皮膚炎のかゆみを引き起こすといわれています。
これまでアレルギーが出ていない人でも、ある日突然症状が現れることもあります。アレルギーの人もそうでない人も、しっかりと対策しましょう!
カビ対策
気管支喘息やアトピー性皮膚炎の原因になるカビは、湿度70%以上、温度20℃以上で繁殖しやすくなります。また、食べこぼしやホコリ、手あかなどを栄養に増殖します。
カビの生えやすいお風呂や洗面台、キッチンなどはこまめに掃除しましょう。雨の日は扇風機や換気扇で空気を流動させ、除湿機やエアコンの除湿機能を使って換気・除湿するとよいでしょう。
エアコン内部のカビにも注意!
エアコンの内部でカビが発生すると、室内にカビの胞子をばらまくことになってしまいます。内部まで掃除するのは難しいので、専門業者に定期的に依頼するとよいでしょう。
ダニ対策
ダニは約50度の熱を20分くらい加えると死滅し、また、湿度60%以下の環境では繁殖できないといわれています。
除湿を心がけ、寝具・ソファ・カーペットなどのダニが繁殖しやすい場所はこまめに掃除機をかけましょう。
スキンケア
アトピー性皮膚炎の対策には、肌を清潔に保つことが大切です。汗や汚れが気になったら入浴やシャワーなどで洗い落とします。
入浴するときはお湯はぬるめにして、体を洗うときは低刺激の石けんやボディーソープなどをよく泡立てて丁寧に洗い、流す時は泡が残らないようにしましょう。
そして入浴、シャワー後は、保湿クリームを塗って肌の乾燥を防ぎましょう。