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2015年7月16日更新

●寝苦しい夜に! 上手に眠る工夫をしよう

 暑い夏を元気に過ごすには、夜グッスリと眠って疲れをとることが大切です。しかし、蒸し暑くてなかなか寝つけなかったり、途中で目が覚めてしまうことも多いのでは。

 睡眠の質が悪いと、疲れがとれないだけでなく、生活習慣病やうつ病のリスクも高まることがわかっています。

 夏の夜をグッスリと眠るために、寝るための環境づくりを工夫してみましょう!

◆ ぬるめのお風呂に入る

 「夏はさっぱりシャワーを浴びるほうが好き」という方も、38~40度のぬるめのお風呂に入ることをおすすめします。
 入浴中は体温が上がりますが、入浴後1時間くらい経つと下がります。この体温の低下によって眠りやすくなりますので、就寝の1時間くらい前に入浴するようにしましょう。

◆ 寝室の位置や寝具を見直す

 日中に直射日光が差し込む寝室は、熱がたまりやすくなります。窓に断熱フィルムを貼る、窓の外にすだれをかける、などの対策で寝室への熱を遮断すれば、夜には少し涼しくなります。
 部屋に余裕があれば、夏の寝室を冬の寝室とは別の部屋にするのも有効です。夏の寝室には、北向きで風通しのよい部屋が最適です。
 また、ベッドパッドやシーツを、通気性がよく吸湿性・放湿性のよい麻などの素材のものにすると、心地よく眠れます。そばがら枕や麻枕カバーなどで頭部をひんやりさせると効果はさらに高まります。

◆ エアコンを上手に使う

 夏に心地よく眠りにつくためには、室温26~28度前後、湿度60%くらいの状態がよいそうです。少なくとも就寝30分前くらいから、涼しいと感じられるくらいの設定温度でエアコンを使用しましょう。
 密閉性の高いマンションなどでは、空気の流れがなく「熱だまり」ができてしまい、エアコンの効果がない場合もあるので、扇風機などを併用して空気の流れをつくりましょう。
 ただし、エアコンや扇風機の風が直接体に当たらないように注意しましょう。

◆ 目覚めたら朝日を浴びる

 まず、毎日できるだけ同じ時刻に起床するようにしましょう。
 そして、朝起きたときにカーテンを開けて太陽の光を浴びることで、脳をパッチリ目覚めさせます。  
 これだけで生体リズムが整えられて、夜の寝つきがスムーズになります。

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