2015年7月22日更新
●7月24日は土用丑 うなぎを食べて夏バテを防ごう!
7月24日と8月5日は「土用丑の日」です。この日は昔から、うなぎを食べる日として親しまれてきました。
うなぎにはビタミンA、B群などが豊富に含まれ、夏バテを防ぐのにピッタリの食材です。さらに、動脈硬化の予防に役立つといわれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸も多く含まれています。
暑い夏を乗り切るために、土用丑の日には、ぜひうなぎを食べてみませんか?
そもそも、どうして「土用丑の日」にうなぎを食べる習慣ができたの?
諸説ありますが、江戸時代に平賀源内が発案したという説が最もよく知られています。
本来うなぎの旬は冬で、夏にあまり売れなかったため、困ったうなぎ屋が平賀源内に相談したところ、「本日丑の日」という貼り紙をして、これがヒットしたそうです。
貼り紙が効力を奏した理由は諸説あって定かではありませんが、「丑の日に『う』の字が付く物を食べると夏負けしない」という風習があったとされています。
そのため、うなぎのほかにも瓜、梅干し、うどん、うさぎ、馬、牛などを食べる習慣もあったようです。
◆◆◆ うなぎに含まれる栄養素とその効果 ◆◆◆
- ビタミンA:体の抵抗力を高める、目の働きに良い効果をもたらす
- ビタミンB:疲労回復、口内や髪、爪、皮膚など粘膜系の健康維持に効果的
- ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける
- ビタミンE:高い抗酸化作用をもち、老化防止に役立つ
- カルシウム、鉄分:骨や歯、血液に必要な栄養素
- DHA、EPA:動脈硬化などの生活習慣病を予防
- コラーゲン:肌の張りを良くする、血管を柔軟にする、がん予防にも効果あり
夏バテ対策にはこんな食材もオススメです!
豚肉
疲労回復に必要なビタミンB1と、たんぱく質が豊富です。
牛肉、鶏肉
体をつくるもとになるたんぱく質や、ミネラルが含まれます。
レバー
たんぱく質やビタミン類、鉄分をはじめとしたミネラルが豊富です。
大豆
ビタミンB1やミネラル、たんぱく質が豊富です。
★ お酢にも注目!
- お酢に含まれるクエン酸が、エネルギーの代謝を活性化し、「疲れ」のもととなる乳酸を取り除きます。
- 酸味がだ液の分泌を促し、食欲を増進させます。
- 消化・吸収を助け、胃腸を整える働きもあります。
- 毎日の継続的な摂取によって、内臓脂肪を減少させる効果もあります。
飲んでも良し、和えても良し、煮込んでも良し。お酢を活用してみましょう!